#1. 初めに
Google Colabratoryの利用に有用なTipsを纏めます。
#2. Google Drive マウント
Google Colabでは、仮想環境の/content/にファイルが生成・保存されます。
例えば、自前の写真データセットを使いたい時を考えましょう。 /content/にデータセットを直接にアップロードする代わりに、そのデータセットを事前にGoogle Driveのどこかに入れてから、Google Driveをマウントします。そして、Google Driveの写真データセットのフォルダーを指定したほうが使いやすいです。
下記にサンプルコードを掲載します。
from google.colab import drive
drive.mount('/content/drive')
#Datasets Dir (例)
base_dir = '/content/drive/My Drive/datasets/Autoencoder_Sample/train'
#3.学習モデルの保存
ニューラルネットワークの学習結果として、学習モデルが生成された時、そのファイルを自分のPCに保存する方法は二種類あります。
(1) Google ColabからローカルPCにダウンロードする方法
(2) Google Driveに転送する方法
from google.colab import files
#Model Save (Keras)
model.save('autoencoder-trained.h5')
#1. モデルファイルのダウンロード
files.download('autoencoder-trained.h5')
#2. モデルファイルを直接にGoogle Driveにコピー
!cp autoencoder-trained.h5 "drive/My Drive/autoencoder-trained.h5"
学習モデルのサイズが数百MB以上になった場合は、ダウンロードには時間がかかるため、個人的にはcp命令でコピーする方法をお勧めします。コピー先のフォルダ名+ファイル名には""で囲むことをお勧めします。そうではないと、エラーがでることもあります。
#4.Google Colabとの接続を維持する方法
Google Colabは、ユーザの反応が無い場合、30分後に自動的に接続が切れるようになっています。もちろん、計算内容も同時に失われます。
これを防ぐ方法がネットで紹介されたので、ご紹介します。
How to prevent Google Colab from disconnecting ?
Google Chromeを使う前提で、Ctrl + Shift + iを押し、BrowserのInspector Viewにします。そして、goto consoleに行き、下記のコードを入力します。これでGoogle Colabの30分で接続が切れる問題は解決されます。
function ClickConnect(){
console.log("Working");
document.querySelector("colab-toolbar-button#connect").click()
}setInterval(ClickConnect,60000)
実際の操作方法は、下記に動画を参考にしてください。
https://www.youtube.com/watch?v=N2NEyr9Bf48&feature=youtu.be&t=257
#5 謝辞
Google Colabの使用に関して、アビームコンサルティングの木村さんのアドバイスを多く頂きました。この場を借りてお礼を申し上げます。