はじめに
皆さんこんにちは。
突然ですが、PCの定期バックアップは行っていますか?
クラウド全盛の時代であるため、定期バックアップの必要性はあまり感じていないかもしれません。
しかし、ある日突然PCがぶっ壊れることもあります。そんなときフルバックアップを取っていると、すぐさまPC環境を復元することができ便利です。
フルバックアップを取ろうとするとある程度の容量が必要になるため、既存のGoogle DriveやOneDriveでは容量が足りませんし、
SSDでRAIDを組んで自宅NASを作るのは面倒で初期投資もかかります。
そこで今回は私が行っているお手軽UbuntuPCフルバックアップ方法を紹介します。
Duplicatiとは
Linuxで動くFreeのバックアップソフトウェアを探して、Duplicatiにたどり着きました。
Duplicatiは、Windows、macOS、Linuxを含む複数のプラットフォームに対応した無料で使えるオープンソースのバックアップソフトウェアであり、FTP、SSH、Google Drive、Amazon S3など多様なストレージバックエンドをサポートしています。
Storjとは
言わずとしれた分散型クラウドストレージサービスです。
IPFSとBlockchainの組み合わせにより非常に安価かつ可用性が高く、Amazon S3やGoogle Cloud Storageの代替として使用する企業もいます。
同様のサービスにFilecoinがありますが、個人利用に関してはUIの良さから私はStorjを使用しています。
25GBまで無料で使用できるのでとりあえずアカウント作っておくのもオススメです。
PCのフルバックアップを設定する
StorjのDocsに従って設定を行います。
1. Duplicatiをインストールする
公式サイトからDuplicatiをインストールし、http://localhost:8200/
にアクセスします。
2. 新規バックアップを作成する
3. 暗号化方式をオフにする
Storjの方でAES-256で暗号化されるため問題ありません。
4. バックアップ先を設定する
画像のように項目を選択し、Storj Docsを参考に作成したAccess Grantや、Bucket、Folderを指定します。
5. 通信テスト
Storjとの通信ができるかをチェックします。
6. バックアップ対象を設定する
特定のpathのみといった指定が可能です。例えばUbuntuだと基本home配下だけバックアップを取れば良かったりします。
隠しファイルやnode_moduleといった大規模ファイルはアップロードしないといった除外設定もできるので便利です。
7. バックアップスケジュールを設定する
8. バックアップ設定を指定する
アップロード時のサイズ指定や、バックアップ履歴をどこまで残すかといった設定が行えます。
9. 完了!
お疲れ様でした。
さいごに
PCのバックアップは取っておいて損はありません。本当に。
この記事がとりあえずフルバックアップ取りたいと思っている人の一助になれば幸いです。