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EBSのサイズ拡張 Amazon Linux 2023版

Last updated at Posted at 2023-12-24

🎅🦌こちらは ZYYX Advent Calendar 2023/12/25の記事です。✨🎄✨

概要

少し前に、Amazon Linux 2023のEBSのサイズ拡張をやったのでそれの備忘録です。
ざっくりの流れ。

  • バックアップ取得(AWSコンソール画面で実施)
  • EBSのサイズ拡張(AWSコンソール画面で実施)
  • パーティション拡張(SSHでターミナルに入って実施)
  • ファイルシステムを拡張(SSHでターミナルに入って実施)

手順

バックアップ取得

面倒ですが忘れずに最初にバックアップ(スナップショット)をとっておきます。
AWSコンソールのEC2>スナップショット画面にて、スナップショットを作成を押下し、
・リソースタイプ:ボリューム
・ボリューム ID:対象のボリュームを選択
で作成。

EBSのサイズ拡張

AWSコンソールのEC2>ボリューム画面にて、対象ボリュームを選択した状態で、「アクション>ボリュームの変更」を押下します。
ボリュームの変更画面上で、増やしたいボリュームサイズに変えて「変更」を押下します。(減らすことはできません)

パーティション拡張

ここから先は対象のEC2にSSHで入った上で作業です。
EBSのサイズを拡張しただけでは、まだファイルシステム上では拡張されていないので、パーテーションの拡張・ファイルシステムの拡張と進めていきます。

df -hT でファイルシステムの状態を確認します。

Nitroベースの場合
$ df -hT
Filesystem      Type  Size  Used Avail Use% Mounted on
(略)
/dev/nvme0n1p1  xfs  8.0G  1.6G  6.5G  19% /

ここで1点補足ですが、インスタンスが XenベースかNitroベースかでデバイス・パーティションの命名が異なります。
XenベースかNitroベースかはインスタンスタイプで変わってきます。
 
Xenベース:xvda1 (t2/M4/C4など)
Nitroベース:nvme0n1p1 (t3/M5/C5など)
 
上記はNitroベースの場合になります。
Xenベースだと以下のような見え方に。

Xenベースの場合
$ df -hT
Filesystem      Type  Size  Used Avail Use% Mounted on
(略)
/dev/xvda1  xfs  8.0G  1.6G  6.5G  19% /

 
lsblkコマンドで現在利用できるブロックデバイスを確認します。

Nitroベースの場合
$ lsblk
NAME          MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINTS
nvme0n1       259:0    0  20G  0 disk
├─nvme0n1p1   259:1    0   8G  0 part /
├─nvme0n1p127 259:2    0   1M  0 part
└─nvme0n1p128 259:3    0  10M  0 part
Xenベースの場合
$ lsblk
NAME    MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT
xvda    202:0    0  20G  0 disk
└─xvda1 202:1    0   8G  0 part /

 
growpartコマンドでパーティション拡張を実施します。

Nitroベースの場合
$ sudo growpart /dev/nvme0n1 1
Xenベースの場合
$ sudo growpart /dev/xvda 1

 
lsblkコマンドで結果を確認すると、パーテーション容量が拡張されています。

Nitroベースの場合
$ lsblk
NAME          MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINTS
nvme0n1       259:0    0  20G  0 disk
├─nvme0n1p1   259:1    0   20G  0 part /
├─nvme0n1p127 259:2    0   1M  0 part
└─nvme0n1p128 259:3    0  10M  0 part
Xenベースの場合
$ lsblk
NAME    MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT
xvda    202:0    0  20G  0 disk
└─xvda1 202:1    0  20G  0 part /

ファイルシステム拡張

パーテーションの拡張まで終わったら、ファイルシステムの拡張を進めていきます。
Amazon Linux 2023は、XFSファイルシステムになりますので、 xfs_growfs コマンドを使用します。
今回のケースではないですが、EXT4ファイルシステムだと resize2fs コマンドを使用します。

Nitroベースの場合 & Xenベースの場合
$ sudo xfs_growfs -d /

 
完了後、 lsblk df -hT コマンドを使用して、ファイルシステムのサイズがボリュームサイズと等しいことを確認しましょう。

おわりに

こうやって自身のための備忘録としてQiita記事にしてるんですが、そもそもこの内容をQiitaに書いた、って事自体を忘れてしまうとどーしょーもないなー、とか思った次第…😅

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