初投稿です.よろしくお願いします.
今回はPythonの環境構築をscoopでやっていきます
Python環境構築
まずはPythonの環境構築をします.いつも私はscoopというツールを使って環境構築をしています.WindowsはUbuntu等と違って,インストールメディアを使ってインストールすることができますが,インストールする場所がぐちゃぐちゃになってしまったりuninstallするときにどれをuninstallすればいいかわからなかったりと,Windowsの中身を汚してしまいます(俺も無駄なストレージをいっぱい使ってしまったりしました)でもこのscoopを使えば,PythonなどのインストールをUbuntuのaptみたいに管理できるので非常に便利です.今回はそのscoopを使ってPython環境を作っていきます.
scoopとは
以下の記事が参考になります
ここの記事を見てやってもらってもいいですが一応位置から説明していきます.
要件
- PowerShell 5
- .Net Framework 4.5以上
Windows10だったら問題ないです!
scoop install
上記要件を満たしていたらWindowsPowerShellから以下を実行する.
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -scope CurrentUser
invoke-Expression (New-Object System.Net.WebClient).DownloadString('https://get.scoop.sh')
以下のメッセージが出るのでYを押してください
実行ポリシーの変更
実行ポリシーは、信頼されていないスクリプトからの保護に役立ちます。実行ポリシーを変更すると、about_Execution_Policies
のヘルプ トピック (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=135170)
で説明されているセキュリティ上の危険にさらされる可能性があります。実行ポリシーを変更しますか?
[Y] はい(Y) [A] すべて続行(A) [N] いいえ(N) [L] すべて無視(L) [S] 中断(S) [?] ヘルプ (既定値は "N"):
このメッセージが出てインストール完了です
Initializing...
Downloading scoop...
Extracting...
Creating shim...
Downloading main bucket...
Extracting...
Adding ~\scoop\shims to your path.
'lastupdate' has been set to '2020-08-19T11:27:12.6461118+09:00'
Scoop was installed successfully!
Type 'scoop help' for instructions.
scoopでは,以下のようなコードでいろんなツールをインストールできます.
scoop install ~
ここで追加でインストールしておくとよいモノを紹介しときます
git
scoop install git
ついでに7zipもインストールされます.ファイルをめちゃめちゃ圧縮できます.
aria2
scoop install aria2
scoopのファイルダウンロードがマルチセッションになってめっちゃはやくなります.
Python install
もうわかるかもしれませんが以下でもうオッケーです.
scoop install python
このコードではPythonの最新バージョンがインストールされます.2021/10/22時点ではpython 3.9.6
でした.
でも,ライブラリによってはPython37が必要だったり,人によってはバージョンを管理したい人もいるかもしれません.(Open3Dを使いたいときは,3.6,3.7,3.8のどれかとか)
そんなときにもscoopはめちゃ便利です.
ここからはpython 2.7
,python 3.6
,python 3.8
をインストールしていきます!
まずはこれからの作業で必要なため,以下を実行してください.
scoop install git
scoop bucket add versions
これができたらそれぞれのバージョンをインストールしていきます!
scoop install python38
scoop install python36
scoop install python27
これでインストールは完了です!
Pythonバージョン管理
Pythonは,pipというツールを使って大量に存在するPythonライブラリをinstallすることができます.
pip install numpy
でもバージョンごとに使えるライブラリがちがうのでこれを管理したい人がいるはずです(俺はそうでした)
でもこれまでで複数のバージョンをインストールしましたが,これらをどう使い分けたらいいかがわからない...
もしそんな人がいたら以下で説明する内容でめちゃめちゃきれいにバージョン管理できます.もうよくわからんところにインストールしちゃったりなんかしちゃうことはなくなります!
今回はCドライブ直下にPython仮想環境を管理する\venv
フォルダを作り,そこでバージョンを管理することにします.フォルダの場所は皆さんの好きなところで大丈夫です.
まずは仮想環境用のフォルダを作ります
mkdir C:\venv
次にPython最新バージョンの仮想環境を作ります
以下のコードでいけます
C:\Users\your_name\scoop\apps\python\3.9.6\python -m venv C:\venv\python
ここで,your_nameの部分はご自身のユーザーネームです.また3.9.5の部分も最新バージョンでインストールされたバージョンを入れてください.
さらに,Python3.8,3.6の仮想環境を作ります.
C:\Users\your_name\scoop\apps\python38\3.8.10\python -m venv C:\venv\python38 #Pyhotn3.8
C:\Users\your_name\scoop\apps\python36\3.6.8\python -m venv C:\venv\python36 # Python3.6
また,2.7はvenvが使えなかったのでvirtualenvをインストールします.
C:\Users\your_name\scoop\apps\python27\2.7.18\python -m pip install virtualenv # Python2.7
C:\Users\your_name\scoop\apps\python27\2.7.18\python -m virtualenv C:\venv\python27
これで環境完成です.
この環境を利用するときはこんな感じで仮想環境をactivateします
C:\venv\python\Scripts\activate.bat #最新バージョン
C:\venv\python38\Scripts\activate.bat #3.8
C:\venv\python36\Scripts\activate.bat #3.6
C:\venv\python27\Scripts\activate.bat #2.7
それぞれの仮想環境に入った後pipコマンドでいろいろインストールすれば環境出来ちゃいます
(例)
C:\venv\python38\Scripts\activate.bat #3.8
pip install numpy
pip install matplotlib