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海外イベント講演・参加の心得(1)持ち物編(改訂版)

はじめに

これまで、幾つかの海外イベント(カンファレンス参加(Google I/O)、カンファレンス講演(Droidcon)や展示会出展(CES/MWC/IFA))をしてきました。渡航前に準備しておくべきこと、現地で留意しておくと良さそうなことをご紹介します。2016年に初版を公開して以降、さらに便利なものに気づいたりで、この度、リストを刷新しました。海外での講演や出展だけでなく、イベントへの参加時にも参考になるかと思いますので、一読いただけると幸いです。


というのもこれまで自分自身が、最初の頃は持っていくべきものを日本に忘れてきてしまったり、逆に不要なものを持って行ったり、現地でトラブル的なことに遭遇したりと、いろいろな出来事がありました。本記事を読んでくださっている皆様が、海外にビジネス(講演・展示会出展・ビジネスミーティングなど)で渡航する際に参考にしていただけたらと考えています。具体的には、次の内容をまとめていきます。


  • 海外カンファレンスへの参加や講演、展示会出展時に持って行った方が良いもの(本記事)
  • 海外の都市ごとの特徴、注意すべきこと(今回の記事の反響を踏まえ、追加予定)
  • ロストバゲージへの対応(今回の記事の反響を踏まえ、追加予定)

これまでの海外渡航(カンファレンス・展示会・その他)

地域 都市 渡航目的
北米 アメリカ サンフランシスコ Google I/O参加
マウンテンビュー Google I/O参加
ラスベガス CES出展
ヒューストン ビジネスミーティング
欧州 イギリス ロンドン Droidcon London講演
フランス パリ Droidcon Paris講演
ドイツ ベルリン IFA出展
スペイン バルセロナ MWC出展
マドリッド Droidcon Madrid講演
オランダ アムステルダム Droidcon Amsterdam講演
スウェーデン ストックホルム Droidcon Stockholm講演
デンマーク コペンハーゲン その他
フィンランド ヘルシンキ その他
アジア シンガポール シンガポール その他
タイ バンコク その他
中国 香港 その他
中国 マカオ その他
台湾 台北 その他
韓国 ソウル その他

持っていくと良いもの

自分がビジネスで海外に渡航する際に使っているチェック表です。渡航前にばたばたしていると、持っていくべきものを忘れてしまうことがあるので、チェック表を見ながら、荷物を準備しています。もちろん、人によって持っていくものは違いますので、あくまで参考としてご覧ください。Excelファイルも公開しますので、適当に修正して、お使いください。

Excelファイル (ダウンロード)


分類 もの 梱包(往路) 梱包(復路) 自分が普段使っているもの
ビジネス関連 ノートPC+ACアダプタ
(1)ミニスピーカー Creative Woof クリエイティブ ウーフ Bluetoothワイヤレススピーカー シルバー SP-WOOF-SV
チケット(航空券) エクスペディア<海外航空券>など
チケット(宿泊) エクスペディア<海外ホテル>など
ディスプレイアダプタ アップル Mini DisplayPort to VGA Adapter 【MB572Z/B】
(2)モバイルバッテリー Anker PowerCore II 10000 (10000mAh 大容量 モバイルバッテリー)
(3)時計(スマートウォッチの場合、充電器) LG Watch Style
デジカメ+充電器 -
スマホ+充電器 SIMフリー端末
(4)現地電源変換アダプタ ロード・ウォーリアー 海外用電源形状変換プラグ エレプラグW (BFタイプイギリス・香港) RWD002
ロード・ウォーリアー 海外用電源形状変換プラグ エレプラグW (Cタイプ・ ヨーロッパ全域) RWD004
ACタップ -
印刷物(カンファレンスのパス等) ※スマホで表示とかもありですが、バッテリー切れなどの対策には、紙が安心です。
名刺 ※プライベート名刺(SNSアカウントを記載したもの)もあるとみんなとつながり易くなります。
空港でレンタル WiFiルータ引換書(レンタルする場合) ※現地でSIMを調達する場合は不要
WiFiルータ一式 -
生活用品① パスポート -
クレジットカード(メイン) 個人的にはVISAをメインで利用しています。
(5)クレジットカード(2枚目) -
財布 -
(6)現金(現地通貨) -
(7)現地交通機関ICカード -
スーツケース -
現地ガイドブック -
地図 -
(a)簡易ウォッシュレット (電池式)パナソニック おしり洗浄器 ハンディ・トワレ 携帯用/(手動)携帯おしり洗浄器 シュピューラー
(b)携帯枕 Jerryboxネックピロー
保険 ※クレカの付帯保険では不足しそうな場合はあった方が安心です。
スリッパ -
生活用品② コート/ジャケット -
服(上着) -
服(下着) -
靴下 -
ズボン -
コンタクトレンズ・眼鏡
のど飴・マスク ※講演中に喉がやられていると仕事にならないなので予防に。
リップクリーム -
手袋 -
マフラー -
薬(頭痛・腹痛・風邪・常備薬) ※日本で飲み慣れた効果を期待できる薬の持参が安心です。

補足編


(1)ミニスピーカー
セッション講演する際に動画を流す予定がある場合は、事務局側とその旨を事前に調整しておくことをおすすめします。ただ、その場合も会場の設備の問題で、会場で音声を出力できない場合もあります。その場合、ミニスピーカーを持参しておけば、最悪はそれで動画の音声を流すという緊急対処が可能となります。


(2)モバイルバッテリー
スマホやWiFiルータを使っていると、途中でバッテリーがきれることが頻繁にあります。1,2つ程度、モバイルバッテリーを携帯しておくと安心です。ただし、航空法の取り決めで、飛行機の預け荷物にモバイルバッテリーは入れられなくなっています。機内への持ち込みについては、現時点では大丈夫なケースが多いと思いますが、航空会社によっても事情が異なる可能性や今後の規約改定もあり得ます。お気をつけください。


(3)腕時計 or スマートウォッチ
講演の場合、カンファレンスのタイムスケジュールがきっちり決まっていますので、時間を厳守する必要があります。会場の反応を見ながら、話す内容のスピードや粒度を変えたりするため、講演中にさりげなく残り時間を確認するようにしています。その際は、腕時計かスマートウォッチが便利です。


自分は、スマートウォッチ(Android Wear)+プリインストールされているアラームアプリを使うようにしています。例えば、35分セッション(QA込み)の場合は、32分程度を設定しています。残り時間が時計上でカウントされますので、スライドの主要ポイントでちらっと見て、残りの時間コントロールをするようにしています。


DSC_0070


(4)現地電源変換アダプタ
ほとんどの国では、日本と電圧と電源プラグの形状が異なります。また、お使いの電子機器が渡航国の電圧に対応しているかを確認する必要があります。対応していない場合は、現地では使えません。故障や火事の原因となり得るので注意しましょう(変圧器などを準備すれば対応可能ですが、自分は持っておらず使った経験がありません)。また、プラグ形状のパターンについては、以下を参照ください(以下と異なる国もありますので、詳しくは渡航国の情報を必ず確認してください)。


  • 日本・アメリカ→Aタイプ
  • イギリス・香港→BFタイプ
  • ヨーロッパ全般→Cタイプ

海外の電気屋で調達できなくはないですが、日本から持って行った方が確実で安く済みます。変換プラグにもいろいろなものがありますが、上記に挙げた1入力から2つ出力できるアダプタを自分は愛用しています。コンパクトなので、気に入っています。


(5)クレジットカード(2枚目)
都市にもよりますが、海外では決済手段として、クレジットカードを使う機会は多いです。ただ、メインのカードが何らかの原因により現地で使えない(海外で利用すると不正利用と検知されて止められたり、海外利用の限度額を超過したりなどの理由で)可能性もあり得ます。そのため、予備として、メインカード以外にもう1、2枚程度を持っておくと安心度が高まります。
国によって、クレジットブランドの勢力図が異なります。せっかく持って行っても、使えないこともありますので、予め、調べておくと安心です。 また、オススメは、1枚目と別のクレジットブランドとしておくことです。例えば、1枚目がVISAなら、2枚目は別のブランドにしておくと良いと思います。


(6)現金(現地通貨)
クレジットカードを持参する場合でも、幾らか(クレジットでの決済をメインにするなら最低限でいいでしょう)は現地の通貨を持っておいた方が安心です。一部のタクシーやショップなど、クレカを使えないこともあるので、自分は2万円程度は、現地のお金に両替してから持っていくようにしています。
両替する場所でオススメは渡航する国によって変わります。ざっくりと言えば、欧州(ユーロ)や米国(ドル)であれば、国内(日本の銀行、両替所や空港など)で両替で良いと思います。アジア(バーツやシンガポールドル)であれば、レートの関係から、現地(空港や市内)で両替した方がお得な場合が多いように思います。


(7)現地交通機関ICカード
日本でもSuiCaをはじめとした交通機関用ICカードがあるように、海外の主要都市でもICカードが普及していたりします。初めて渡航する都市の場合は、現地で調達することになりますが、2回目以降の場合は、前に購入したものを持っていくと良いと思います (有効期限切れになっている場合があることには注意です)。ICカードがあれば、現金より決済が楽だったり運賃が安くなったりというメリットが多いので、買っておいて損はないでしょう。


IC-Card1

※左から、access(ストックホルム)、ov-chipkaart(アムステルダム)、CLIPPER(サンフランシスコ)、oyster(ロンドン)

IC-Card2

※左から、rejsekort(コペンハーゲン)、Kertakortti(ヘルシンキ)、rabbit(バンコク)、EZ-Link(シンガポール)


(a)携帯ウォッシュレット
海外では、ごく一部のホテルを除き、基本的にトイレにウォッシュレットはありません。ウォッシュレットがあったらなという方は、携帯版を持っていくのが良いと思います。個人的な話ですが、ウォッシュレットがない状態で1週間くらい滞在しているとお尻が痛くなった経験があり(笑)、忘れず持っていくようにしています。電池式と手動式の2パターンがあります。どちらが良いかは好み次第ですが、自分の場合は、以前は手動式を使っていましたが、電池式のものに買い換えました。パナソニック おしり洗浄器 ハンディ・トワレ 携帯用 を利用しています。出発前に電池の残量を確認しておくことが必須となりますが、手動式と比べて勢いがあるので、こちらの方が気にいって愛用するようになりました。

Washlet1

※収納時(歯ブラシと同じくらいの大きさです。)

Washlet2

※使用時(先を伸ばして使用します。)


(b)携帯用枕
海外への渡航時は飛行機で数時間から場所によっては10時間以上過ごすことになります。渡航後に元気に過ごせるよう、現地時間を考えつつ、寝ておくのがオススメです。その際、首をしっかり保護してくれる携帯枕を持っておくのがよいです。自分は、幾つか試して、Jerryboxネックピロー を愛用しています。直接口を吸入口に触れなくてよいのと、しっかりと首を保護してくれること、格納時は割とコンパクトになるので気に入っています。

Washlet1

※収納時(両脇の穴に指を入れた状態で、くぼみを押していくことが空気が入ります。)

Washlet2

※使用時(空気を入れた状態)


(番外編1)必要そうで個人的にいらなかったもの


実際に持って行ったけど、役に立たなかったなと思うものを紹介します。


(1)レーザーポインター(指し棒含む)
講演での渡航時に、あると便利かなと思って、持って行ったことがあるのですが、使うことはありませんでした(笑)。大きな会場ではそもそもポインターが見えなかったり、指し棒が届かなかったりで、役に立つことはありませんでした。現地でプレゼンを見ていると、99%これらを使っているスピーカーはいませんでした。余談ですが、そもそも資料を簡易化するなどして、スライドのどこを説明しているのか説明しなくても、聞いている人に伝わるような資料にした方が良いということを学びました。


(番外編2)荷物梱包時の注意点


海外に行く場合、少なからずロストバゲージが起こりうることに注意しておく必要があります。展示会対応で、バルセロナへの渡航時に、ロストバゲージに遭遇し、荷物が手元に戻ったのは4日目ということがありました。ロストバゲージは一定の確率で起こりうるので、そのときに困らないような事前対策を行っておくことが大切だと思います。


自分が海外にビジネスで渡航する際は、機内持ち込み荷物に、講演や展示会で必須となるもの以下を入れるようにしています。

  • PCやディスプレィアダプタ、スマホなど
  • 1日分の着替え(講演や展示会に対応できるもの)

不足分は現地で調達すればよいという考え方もありますが、例えば、現地に夜着で次の日が講演・展示会というパターンもあったり、滞在拠点近郊で必要なものを揃えられない可能性もあるためです。それゆえ、上記は機内持ち込みにしておくと安心です。