はじめに
「このwebサイトのように自動縦スライドをヘッダーに入れたい!」と、Google先生に尋ねまわったところ、jQuaryプラグイン「vTicker」で実装可能なことが判明。
あわせてこのような表示形式をティッカーと呼ぶことも判明(以下引用参照)。
さっそく設定してみました。
ティッカーとは
特定範囲内に文字列を流して表示させる表示方式のことである。右から左(あるいは上から下へ)文字が次々に流れてゆくのを読ませる方式であるので、限られた狭い領域で多くの情報を表示することができる。
ティッカーの代表的な例としては、新幹線の車内や看板、証券取引所などにある電光掲示板がある。Webページにおいても、左右に文字の流れるティッカー表示が用いられる場合が珍しくない。
(引用元:IT用語辞典バイナリ)
基本設定
vTickerをGithubから入手
こちらからzipファイルをダウンロード
jsの読み込み
<header>内にjqueryとjquery.vticker.jsを設定
<script src="./jquery-3.6.0.min.js"></script>
<script src="./jquery.vticker.js"></script>
htmlにul要素を設定
スクロールさせる要素の親要素にclassまたはidを指定。
<div class="ticker">
<ul>
<li>サンプルサンプル</li>
<li>さんぷるさんぷる</li>
</ul>
</div>
vtickerのスクリプトを記述
ul要素で指定したclassまたはidに対してvtickerを記述すれば、基本設定は完了。
スクロールの回転速度、停止時間などはオプションで設定。
<script type="text/javascript">
$(function() {
$('.ticker').vTicker();
});
</script>
vtickerオプション
以下参照
$('.ticker').vTicker({
speed: 1000, // ティッカーが切り替わる速度
pause: 2000, // ティッカーの表示(停止)時間
showItems: 1, // ティッカーの表示行(項目)数
animate: true, // スクロールアニメーションの動作有無(デフォルトはtrue)
mousePause: false, // ポインターが乗っているときの動作有無(デフォルトはtrue)
startPaused: false, // 自動開始の有無(デフォルトはtrue)
height: 0, // 表示領域の高さ(指定なしと0はauto)
margin: 0, // 表示領域のマージン量(cssでは設定不可)
padding: 0 // 表示領域のパディング量(cssでは設定不可)
});
応用 ― 他の要素と横並びで表示
htmlでスクロール項目の親要素に指定したclassまたはidに、cssでwidthを設定。
すると、一段上の親要素へのdisplay:flex設定により、他の要素と横並び表示することができました。
(vtickerオプションではwidthの設定不可)
サンプル
サンプルはこちら
html
<div class="sample">
<div class="logo">SAMPLE</div>
<div class="ticker">
<ul>
<li class="red">サンプルサンプル</li>
<li class="green">サンプルサンプル</li>
<li class="purple">サンプルサンプル</li>
<li class="blue">サンプルサンプル</li>
</ul>
</div>
<div class="search">
<form action="cgi-bin/example.cgi" method="post">
<input type="search" name="search" placeholder="キーワードを入力">
<input type="submit" name="submit" value="検索">
</form>
</div>
</div>
css
.sample {
display: flex;
justify-content: space-between;
}
.ticker {
width: 130px;
}
.red {
color: red;
}
.green {
color: green;
}
.purple {
color: purple;
}
.blue {
color: blue;
}
js
基本設定から変更なし
参考URL
数秒ごとに1行ずつ縦スクロールするティッカーを作る
縦にスクロールするティッカー機能を持つjQueryプラグイン「vTicker」の使い方