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海外からMashupAwardsに参加してみた話

Last updated at Posted at 2018-12-14

この記事はMashupAwardsヒーローズ・リーグ Advent Calendar 2018の15日目の記事です。

はじめてMashupAwardsに応募してみたけれど、海外出張で東京に戻れず、でもなんとかみんなに手伝ってもらってヒーロー賞とテーマ賞を頂いた話をします。

はじめてのMashup Awards、はじめての長期海外出張

僕は趣味でものづくりをしているのですが、MashupAwardsにはこれまで参加したことがありませんでした(もちろん、イベント自体は知っていたのですが、めっちゃレベル高い戦いでこれに参加していいんだっけ、的な感じで参加できてなかった)。

一方で、10月-12月の期間でアメリカへの長期出張が決まりました。アメリカのチームのプロジェクトに参加することになったのですが、日本人が僕しかいないようなプロジェクトで、さすがに日本語/日本のチームが恋しくなることもありました。日本語で開発したい、と。

ちょうどそのころ、MAの募集を発見しました。せっかくなので、なにか出してフィードバックもらいたい!と思い、今年の春ころからスキマ時間で作っていた「インターネットにつながっていて、インターネットで支払いをすると使えるようになるコンセント」を応募してみました。

応募した作品こちらです。
elet - 簡単電気共有プラットフォーム
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ただ、正直プレゼンテーション審査までは行かないと思っていました。なぜかというと、

  • Mashupしていない笑 (LINE関連のAPIは使っているものの、さまざまなAPIやサービスを組み合わせたというものではありません)
  • 光らないし動かない笑 (MAに出るどこか狂っている(いい意味で)プロダクトがめっちゃ好きです。めっちゃ光ったりめっちゃ動いたりオレトクだったりおバカだったりして。一方で今回応募したものは、光らないし動かないし、真面目な感じだなー、受けなそうだなーと)

ので動画撮って応募してみたもののそのまま寝かせていたような感じでした

ウェブサービスを組み合わせて(マッシュアップして)準備を行う

しかし、ありがたいことにCIVICTECHヒーロー賞の決勝審査会に選んでもらいました、わいわい!
ただ、日本に戻ってプレゼンテーションをすることは不可能、連絡を頂いたのが11/13で審査会が11/23なので、10日間でなんとか準備をしなければなりません。まずは手伝ってくれそうな友人に声をかけ、以下のようなタイムラインで準備を行いました。

Screen Shot 2018-12-09 at 14.04.56.png

この準備の中で、様々なサービスをつかいました。いろんなサービスを組み合わせて目的を達成する - まさにMashup!

  • Google Docs / Slides : 情報共有、プレゼン準備
  • Facebook / Facebook Messenger : 連絡、情報共有
  • Slack : 連絡、情報共有
  • FedEx : 国際宅急便
  • Amazon : 物品購入
  • AWS : デモ用サーバ設置
  • Appear.in : ビデオ会議

などなど。定番ばかりですが、定番やっぱり便利だなーと。

詳細は以下の感じです。

1. 当日発表者を探す

Facebookで「誰か手伝って!」と投稿したところ、幸いなことに友人がプレゼンテーションを手伝ってくれることになりました。ただ、彼は非エンジニア - プロトタイプを誰でもサクッと使えるように育てないといけません。

2. プロダクトを改良する

開発者の僕がいなくても確実に動くようにプロダクトを調整しました。具体的には、ややマニアックですが以下の感じです

  • 動作が不安定な外部サービスとの依存を切る
    • プロトタイプは通信にMQTTという通信を使っており、外部のMQTT brokerというサービスに依存していました。これまで使用していたMQTT brokerはたまにダウンすることがあり、その際非エンジニアの方は対応がやや難しいので自分でAWS上にMQTT brokerを立てました。
  • 動作確認用の配線を切断する
    • プロトタイプハードウェアには動作確認やプログラム書き込みように複数の配線が露出していました。僕が触る分には気をつける事ができるのですが、中には配線同士が接触すると動作が不安定になる線もあるので、それらを取り外してデモ中に事故が起こらないようにしました。
  • 電源を入れたら特定のWi-Fiに自動接続するようにする
    • 以前はウェブインタフェースから接続先のWi-Fiを選択できるようにしていたのですが、初期設定の手間を省くため、電源を入れたら自動で特定のネットワークに接続されるようにしました。こんなかんじです→ [会場のWi-Fi]--(随時接続設定)--[持参したルーター]--(特定のSSID/pass)--[プロトタイプ]

3. 取扱説明書を書く

Google docsを使って、どのようにデモをするかなどの取扱説明書を書きました。あわせて、なぜ作ったのか、どのようなところに価値があると思っているか、のような想い的なものも文章にして共有しました。

4. モノ(ハードウェア)を送付する

FedExという国際宅配便サービスを使ってデモに使うものを日本に送付しました。基本的にはFedExの集荷所にモノを持ち込むだけなのですが(集荷にも来てくれる)、いくつか罠があって、

  • 土日でも荷物を受け取ってくれるが、実際に集荷所からモノが動くのは月曜になってから
  • 結構高い(2日間で日本に届くコースにしたところ、10000円くらいかかりました) (これは時間がかかって大丈夫ならもっと安いサービスもあります)
  • 内容物の詳細を聞かれるが説明が難しい。何が入っているのか、価格はどの程度か、どの国で製造されたかなどを聞かれます。しかし、自作ハードウェアだと価格や製造国を正確に答えるのが難しいです(日本で組み立てたけどプログラムはアメリカで書いたりしてるし...)。僕は「これはおもちゃで、アメリカで製造された、価格は20ドル」という感じで答えました(20ドルは原価)。

ただ、出荷後はメールやSMSで状況を都度通知してくれるし、時間通りに月曜日出庫から2日で日本に届きました。
また、デモに必要な延長コードなどはAmazon.co.jpでリモート購入しました。

5. プレゼンテーションを作成する

プレゼンのドラフトを作成した上で、google slides等でフィードバックをもらいながら修正しました。また手伝ってくれた友人の一人がデザイナだったため、デザインをかっこよくしてもらいました。

ウェブサービスを組み合わせて(マッシュアップして)プレゼンと質疑応答を行う

当日もさまざまなウェブサービスにお世話になりました。

  • YouTube Live : 公式ライブありがとうございました!参加している気分になれました!
  • Twitter : 会場のノリを理解するのに便利
  • Facebook Messenger : テレビ電話でつないで質疑応答を行う用

自分たちの発表の前後はYouTube Liveを見てました。ライブ配信めっちゃありがたかったです。雰囲気が理解できたり、どんな感じの質疑になるのかというのを理解できたのも大きかったのですが、みなさんのプレゼンテーションがめちゃおもしろかったです。

プレゼンは友人がやってくれたのですが、質疑応答やプレゼン後のタッチアンドトライはfacebook messengerでつないでリモートでやらせていただきました。おそらくノイズも乗っていたと思うのですが、会場の人と話せて非常にうれしかったです&非常にためになるフィードバックも多数いただきました。

その後

  • 発表の結果CIVICTECHヒーロー賞をいただきました!!ありがとうございます!
  • あわせてCreww賞(テーマ賞)もいただきました!!ありがとうございます!
  • FESTA当日も同じ感じでリモートで参加しながら展示とプレゼンをさせていただきました。展示は周りの声が大きいため、来てくれた方といい感じで話すのが難しいケースもあったのですが、それでもいろんな人達と話せてとても楽しかったです。
  • でもやっぱりFESTAに参加して、尖った作品たくさんみて作者の方と絡んで酒を飲みたかった!来年こそ参加します!
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