結論から言えば、cpprestsdk を VisualStudio2022 で使おうとした、おま環の話でした。

パッケージを NuGet でインストールする

ツール NuGet パッケージマネージャー ソリューションの NuGet パッケージの管理 からウィンドウを開きます。

参照欄で cpprestsdk を検索して、パッケージを探します。いくつか出てきますが、今回は公式が公開している新しいものを選びます。追加するプロジェクトをチェックし、インストールを押せば完了。

プロジェクトのルートディレクトリに packages が作成され、ソースファイルが追加されます。

Include の解決に失敗する

#include <cpprest/http_client.h>

通常はインストールすればパス解決もされるはずですが、読み込みに失敗します。これは上記でインストールしたバージョンが v142 となっており、つまり VisualStduio2019 用のパッケージとなっていることが原因でした。

\packages\cpprestsdk.v142.2.10.15\build\native\cpprestsdk.v142.targets

<Project ToolsVersion="4.0" xmlns="http://schemas.microsoft.com/developer/msbuild/2003">

  <PropertyGroup Condition="'$(Force-Enable-cpprestsdk)' == '' And ('$(PlatformToolset)' != 'v142')">
    <Disable-cpprestsdk>true</Disable-cpprestsdk>
  </PropertyGroup>
  <PropertyGroup Condition="'$(Force-Disable-cpprestsdk)' != ''">
    <Disable-cpprestsdk>true</Disable-cpprestsdk>
  </PropertyGroup>

PlatformToolset で v142 を指定するか、Force-Enable-cpprestsdk の指定を追加する必要があるようです。

Project.vcxproj

  <PropertyGroup Label="UserMacros">
    <Force-Enable-cpprestsdk>true</Force-Enable-cpprestsdk>
  </PropertyGroup>

プロジェクトファイルで上記を追加して解決。