はじめに
今更ながら、aws-cliにalias機能が使えることを発見しました。
ちょっと設定してみたいと思います。
設定
まずはバージョンの確認です。
この機能を使うには1.11.24
以上である必要があります。
$ aws --version
aws-cli/1.16.183 Python/3.6.2 Darwin/19.3.0 botocore/1.12.173
ということでgitリポジトリからクローンします。
これは、awslabs で用意してくれているaliasファイルなので、なくてもalias機能は使えますが、今回はこれを使って試したいと思います。
$ git clone https://github.com/awslabs/awscli-aliases.git
次に、aliasファイルを配置するためのディレクトリを作成します。
$ mkdir ~/.aws/cli
作成したら先ほどクローンしたファイルを配置します。
$ cp awscli-aliases/alias ~/.aws/cli/alias
以上で完了です。
試しにalias登録されているものを実行してみます。
$ aws whoami
{
"UserId": "AIDWJ0SDPRLPSAH7T34ZS",
"Account": "777777777777",
"Arn": "arn:aws:iam::777777777777:user/kohei"
}
これはaliasファイルを見ると実行したコマンドのaliasは以下になります。
[toplevel]
whoami = sts get-caller-identity
では今度はaliasではなく、実際のawsコマンドを実行してみます。
$ aws sts get-caller-identity
{
"UserId": "AIDWJ0SDPRLPSAH7T34ZS",
"Account": "777777777777",
"Arn": "arn:aws:iam::777777777777:user/kohei"
}
先ほどと同じ結果が返ってきました。
おわりに
普段はaliasなど使う必要はないかもしれませんが、頻繁に使うコマンドがあればそれを登録しておくととても便利です。
自分はsshのconfigファイルに記載するような感覚でセッションマネージャー経由でログインするインスタンスをaliasに登録しています。
[参考URL]
・awslabs/awscli-aliases
https://github.com/awslabs/awscli-aliases