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はじめに

外部 IdP 連携を AWS IAM Identity Center で行ったので、その流れについてまとめたいと思います。

IAM Identity Center(旧AWS SSO)とは?

IAM Identity Centerは、AWSが提供する統合認証・認可サービスで、以下のような機能があります。

  • AWSアカウントへのシングルサインオン(SSO): 1つの認証情報で複数のAWSアカウントやロールにアクセスが可能
  • 外部IdPとのフェデレーション: Microsoft Entra ID、Okta、Google Workspaceなどの外部IDプロバイダーと連携
  • アクセス権限の一元管理: ユーザーやグループ単位でAWSリソースへのアクセス権限を統合的に設定
  • SaaSアプリケーション連携: SalesforceやBoxなどのSaaSアプリにSSOログインを提供

また、AWS Organizations と連携することで、複数アカウント環境におけるアクセス制御を中央集権管理でき、ガバナンスやセキュリティを強化できます。

外部 ID プロバイダー連携について

SAML 2.0 に対応した IdP とのフェデレーションを構成可能です。既存の社内ディレクトリサービスと連携することで、ユーザー管理の重複を避けられます。

設定

以下、外部 ID プロバイダー連携になります。

IAM Identity Center の有効化

「AWSマネジメントコンソール > IAM Identity Center」 を開き [有効にする] をクリックします。
スクリーンショット 2025-07-03 17.02.16.png

以下の画面が表示されるので再度 [有効にする] をクリックします。
スクリーンショット 2025-07-10 11.22.16.png

すると以下の画面が表示されます。
スクリーンショット 2025-07-04 11.31.04.png

アイデンティティソースの変更

左ペインの [設定 > アイデンティソース] を選び、アクションのプルダウンから [アイデンティティソースを変更] をクリックします。
スクリーンショット 2025-07-04 11.31.04.png

アイデンティティソースの選択

[外部 ID プロバイダー} を選択し、[次へ] をクリックします。
スクリーンショット 2025-07-04 11.31.24.png

外部アイデンティティプロバイダーを設定

ここで右上にある [メタデータファイルをダウンロード] をクリックして xml ファイルをダウンロードします。
スクリーンショット 2025-07-10 11.23.31.png

外部 ID プロバイダー作業

ここで一旦、外部 ID プロバイダー側での作業になります。作業を実施してください。
また、AWSマネジメントコンソール側はキャンセルして戻っても情報は変わらないため、中断しても大丈夫です。

外部 ID プロバイダーでの作業が完了したら改めて画面に戻り続きを行います。

アイデンティティプロバイダーのメタデータアップロード

IdP SAML メタデータの [ファイルを選択] をクリックし、Entra ID 側で用意した xml ファイルをアップロードします。
スクリーンショット 2025-07-08 14.22.28.png

アップロードができたら [次へ] をクリックします。
スクリーンショット 2025-07-08 14.23.13.png

変更の実施

[承諾] を入力し [アイデンティティソースを変更] をクリックします。
スクリーンショット 2025-07-08 14.24.27.png

確認

以下の画像のように緑のポップアップで アイデンティティソースを IAM Identity Center から外部 ID プロバイダー(IdP)に正常に変更しました。 と表示されれば完了です。
スクリーンショット 2025-07-08 14.27.17.png
スクリーンショット 2025-07-08 14.27.27.png

おわりに

IAM Identity Center を導入するとユーザー管理がシンプルになるのでとても便利だと感じました。
これからはもっと推奨していこうと思います。

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