はじめに
普段、AWS をメインに仕事をすることが多いのですが、たまたま仕事の関係で GCP ACE の試験を受けるきっかけがあったため「これはチャンス!」と思い受けてみました。
無事に合格したのでその際に行ったことを合格体験記として残しておこうと思います。
保有資格と経験
職業はインフラエンジニアで 「オンプレ → 仮想化 → クラウド」へ時代とともに環境が変わり、経験としては15年ほどになります。
普段利用しているクラウドは AWS で AWS の資格はいくつか取得しています。
- AWS Certified Solutions Architect - Professional
- AWS Certified Security - Specialty
- AWS Certified Advanced Networking - Specialty
また、AWSに関しては初めて触れたのは東京リージョンがまだない時からなので10年くらいになるかなと思います。
とはいえその時代はまだオンプレやVMWareなどの仮想化技術が中心の時代なのでAWSをそこまで触れていたわけではないです。
教材
今回の学習に利用した教材関連は以下になります。
タイプ | タイトル | 良かった点 | オススメ度 |
---|---|---|---|
書籍(Kindle) | 徹底攻略 Microsoft Azure Fundamentals教科書[AZ-900]対応 第2版 徹底攻略シリーズ | GCPの基本が学べる | ⭐⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ |
問題集(Udemy) | これだけで合格!Google Cloud Associate Cloud Engineer模擬試験問題集(4回200問) | 模擬試験に適している。 | ⭐︎⭐︎⭐︎ |
動画(Udemy) | Google Cloud認定 Associate Cloud Engineer(ACE)合格コース | GCP初心者の入口として良い。模擬試験がついている。 | ⭐︎⭐︎⭐︎ |
動画(Udemy) | Google Cloud(GCP)入門完全攻略コース【2024年最新版】 | ハンズオン形式で学べる。 | ⭐︎⭐︎ |
問題集 | Cloud License - GCP Associate Cloud Engineer | 試験前の追い込みに最適 | ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ |
問題集(公式) | Associate Cloud Engineer 模擬試験 | 公式模擬試験。無料で受けられる。 | ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ |
試験レベル的に、とりあえず書籍の 徹底攻略 Microsoft Azure Fundamentals教科書[AZ-900]対応 第2版 徹底攻略シリーズ と Cloud License - GCP Associate Cloud Engineer でしっかり学んび、ついでに無料で受けられる Associate Cloud Engineer 模擬試験 もやっておけば合格はできると思います。
Udemy は毎月2~3回セールが行われるのでそのタイミングで購入するのがおすすめです。
学習期間
受けることを決めて勉強を開始してからだいたい1か月半くらいで受験しました。
平日の隙間時間を利用して総学習時間は70時間ほどかと思います。
学習の流れ
1週目(10時間)
SAPを取得していることもあり、クラウドに対しての一般的なクラウドの知識はある状態でスタートしています。
そういうことも踏まえまずは自分がどれくらいのレベルかを確認するため模擬試験を受けてみることにしました。
まずは Udemy の これだけで合格!Google Cloud Associate Cloud Engineer模擬試験問題集(4回200問)
を受けてみました。
実際の試験と同様で1回の模擬試験の問題数が50問のため、試験の感じを知るのにもとても良かったです。
ここでとりあえず2回分解いてみたのですが、正解率は1回目が62%で2回目が68%という結果でした。
受けてみての感想としては、
- サービス名が分からない
- サービスの細かい違いが分からない
などが挙げられます。
AWS と GCP どちらもクラウドサービスなので提供されている機能などは似ているものの、それでもサービス名から推測が難しかったり、AWSだとできないけどGCPならできることなどが意外とあるんだなと感じました。
2週目~4週目(40時間)
ということで、今度は Udemy の Google Cloud認定 Associate Cloud Engineer(ACE)合格コース
を受けてみることにしました。
受けた感じとしては、基本的なサービスの基本的な内容が学べる 教材だと思います。
今回の教材選びのポイントにマッチしていたので良かったです。
また、教材には予想問題が50問ついてるのでその点も良かったです。
次に Google Cloud(GCP)入門完全攻略コース【2024年最新版】
を受けてみました。
受講した理由としては、「座学だけでなく実際に手を動かして理解したい」 と思ったからです。
せっかくの学習の機会なので、ただの資格取得だと勿体無いですよね。
内容もそんな難しくなく、さっきの Google Cloud認定 Associate Cloud Engineer(ACE)合格コース
を受けた後にちょうど良かったです。
それに加えてKindle書籍で 徹底攻略 Microsoft Azure Fundamentals教科書[AZ-900]対応 第2版 徹底攻略シリーズ も購入して読みました。
これらの後に改めて これだけで合格!Google Cloud Associate Cloud Engineer模擬試験問題集(4回200問)
の残り2回分を受けてみました。
正答率は3回目が56%で4回目が60%という結果でした。。。あれ?悪くなってる。。。
理由を考えましたがおそらく kubernetes や CLI の問題がやたら多く、Udemy の教材でカバーできてなかったのが原因だと思います。
とはいえ、そういった問題が出ないとも限らないため、最後の追い込みはひたすら問題を解いて学ぶ方法に切り替えました。
5週目~6週目(20時間)
問題をひたすら解いての反復学習には Cloud License
がとても便利です。
問題数も多いですが、1回分が7問のためちょっとしたスキマ時間に解くことができます。
また、間違った問題はマークされるため、一通り解き終わったら間違った問題だけを解くこともできるので、自分の場合は 「全体を解く → 間違った問題がゼロになるまで繰り返し解く」 を3週繰り返しました。
もう一つの機能で自分が気になった問題をマークすることもできるので、何度も間違えてると感じた問題や注意が必要な問題などにマークし試験受ける直前で見直せるようにしておきました。
結果
無事に 合格 することができました!
試験時間は120分でしたが実際には60分で全体を解いて見直しで30分という時間配分になりました。
残り30分余ったのですが見直し十分で自信もあったので試験は終了です。
試験終了後に結果がすぐ画面に出るみたいなのですが、分かりづらく自分は見逃して終了しまいました。。。翌日にはメールが届き合格がわかりました。
試験の難易度は、AWSの試験に慣れているということもあり、全然高くないかなと感じました。
おわりに
資格を取りに行く のであれば Cloud License
で問題をひたすら解けば何とかなると思います。
とはいえ、仕事でも GCP も扱って行きたいのでこの機会にちゃんと勉強できたのはとても良かったなと思います。
参考