概要
4.DOMとjQueryの基本知識 の DOMとjQueryの違いについて 学習していきます。
似ていますが、違いがありますので、理解していきます。
※無料版なので、誤っている情報もあると思いますが、アウトプットできれば良しとします。
DOMとjQueryの違いについて
単純に、DOMとjQueryの違いを確認していきます。
【質問】
DOMとjQueryの違い について 詳しく教えて下さい
【回答】
DOM(Document Object Model)とは、HTMLやXML文書をツリー構造で表現し、
JavaScriptからアクセスや操作するためのAPI(Application Programming Interface)のことです。
DOMは、ブラウザがHTMLやXML文書を読み込む際に、それをパースして解析し、
ツリー構造の形式でブラウザ内部に構築されます。
JavaScriptからは、このDOMツリーを操作することで、HTMLやXML文書を動的に変更することができます。
一方、jQueryは、JavaScriptのライブラリの1つで、
ブラウザで実行されるJavaScriptコードを簡略化することを目的としています。
jQueryは、DOM操作やイベント処理、アニメーションなどの機能を簡単に使えるように提供します。
jQueryは、DOMの抽象化層としての役割も果たしており、
同じDOM APIを使って、より簡潔かつ直感的なコードを書くことができます。
つまり、DOMはJavaScriptがHTMLやXML文書を操作するためのAPIであり、
jQueryはDOMをより簡単に扱うためのライブラリです。
jQueryはDOMを抽象化しているため、より直感的にコードを書くことができますが、
その代わりに、完全に制御する必要がある場合には、DOMを直接操作することも必要になります。
DOMが操作するためのAPIで、それを簡単に扱えるようにしたのが jQuery というライブラリのようです。
次に、具体的な処理の違いを確認します。
【質問】
DOMを使った処理とjQueryを使った処理の違い について 詳しく教えて下さい
【回答】
DOMを使った処理とjQueryを使った処理の違いは以下のようになります。
DOMを使った処理:
・DOMはブラウザが提供する標準のAPIであり、
JavaScriptを使ってHTMLドキュメントを操作するための手段です。
・DOMを使う場合、JavaScriptコードを使ってHTML要素を取得し、
プロパティを設定したり、新しい要素を作成したりすることができます。
・DOMを使った処理は、ブラウザのJavaScriptエンジンが提供するAPIを直接使用するため、
高度なブラウザの互換性が必要です。
・DOMを使った処理は、処理が複雑になるとコードが長くなり、可読性が低下する可能性があります。
jQueryを使った処理:
・jQueryは、JavaScriptライブラリであり、
DOMをより簡単に扱うための抽象化レイヤーを提供します。
・jQueryを使う場合、セレクターを使用してHTML要素を簡単に取得できます。
また、より簡潔で直感的なコードを書くことができます。
・jQueryは、ブラウザのJavaScriptエンジンが提供するDOM APIをラップするため、
ブラウザの互換性が高く、jQueryのコードは多くのブラウザで動作します。
・jQueryは、アニメーション、イベントハンドリング、AJAX通信などの多くの機能を提供します。
つまり、DOMを使った処理は、細かく制御したい場合に適していますが、複雑な処理には不向きです。
一方、jQueryは、DOMを簡単に扱うことができ、多くの便利な機能を提供するため、
より高度なWebアプリケーションの開発に適しています。
単純な処理で細かい制御をしたい場合にはDOMで複雑なWebアプリケーションの場合はjQueryという感じでしょうか。
次に、DOMとjQueryで同じ処理を作成してもらい、違いを見ていきます。
【質問】
同じ処理をDOMとjQueryで書いてください。
【回答】
例として、「id="myButton"」を持つボタンをクリックしたとき、
id="myDiv"を持つdiv要素に「Hello, World!」を挿入するという処理をDOMとjQueryで書いてみます。
DOMの場合:
<button id="myButton">Click me!</button>
<div id="myDiv"></div>
<script>
const button = document.getElementById("myButton");
const div = document.getElementById("myDiv");
button.addEventListener("click", function() {
const text = document.createTextNode("Hello, World!");
div.appendChild(text);
});
</script>
jQueryの場合:
<button id="myButton">Click me!</button>
<div id="myDiv"></div>
<script>
$("#myButton").click(function() {
$("#myDiv").text("Hello, World!");
});
</script>
処理内容や実行環境によって適した方法が異なりますが、
一般的にはjQueryの方がDOMよりも簡潔かつクロスブラウザー対応が容易であるため、より広く採用されています。
ただし、単純な処理であればDOMを直接操作した方が軽量で高速な場合もあります。
最適な選択をするには、処理の複雑さや実行環境に応じて比較検討を行うことが望ましいです。
DOMとjQueryという2択の場合、基本的にはjQueryを使用することが多いかと思いますが、
パフォーマンスを高めたい場合などはDOMを採用することもありそうです。