概要
今回は3.JavaScriptの文法と構文について、の
イベント処理について確認していきます。
イベント処理はJavaScriptのメインの機能です。
これを避けて通ることはできず、ユーザーの操作とも密接に関係してきます。
※無料版なので、誤っている情報もあると思いますが、アウトプットできれば良しとします。
イベント処理
イベント処理でどのようなことができるのか、どう記載すればいいのか、何に注意すればいいかを聞いてみます。
【質問】
JavaScriptの文法と構文について、イベント処理の概要、記述方法や注意点を教えてください。
【回答】
JavaScriptにおいて、イベント処理は、ユーザーのアクション（マウスクリック、キー入力など）やページの状態の変化（ページの読み込み完了など）に対する反応を定義することができます。
イベント処理を行うためには、以下の手順に従います。
- イベントの発生元を取得する
- イベントリスナーを登録する
- イベントハンドラーを定義する
例えば、ボタンがクリックされたときにアラートを表示する場合、以下のように記述します。
// 1. イベントの発生元を取得する
const myButton = document.getElementById('myButton');
// 2. イベントリスナーを登録する
myButton.addEventListener('click', myEventHandler);
// 3. イベントハンドラーを定義する
function myEventHandler() {
alert('ボタンがクリックされました！');
}
ここでは、getElementByIdメソッドを使って、HTML要素からボタンの要素を取得し、addEventListenerメソッドを使って、ボタンがクリックされたときに呼び出す関数を指定しています。
そして、myEventHandlerという関数を定義し、アラートを表示する処理を記述しています。
注意点としては、イベントハンドラー内でthisキーワードを使用すると、イベントの発生元の要素を参照できます。
また、イベントリスナーは複数登録することができ、登録された順番に実行されます。
しかし、removeEventListenerメソッドを使ってイベントリスナーを削除しない限り、イベントリスナーは永続的に存在し続けます。
何かしらのイベントが発生したことをトリガーに、関数を実行することができます。
イベントをトリガーにして実行するというのは、具体的にどのような場面で活用できるのでしょうか。
【質問】
イベント処理では具体的にどのようなことができますか？
【回答】
JavaScriptにおいて、イベント処理を使用することで、以下のようなことができます。
- ボタンのクリックやキーの入力など、ユーザーのアクションに対して反応する
2, ページの読み込みが完了したときに、特定の処理を実行する - フォームが送信されたときに、入力された情報を検証する
- マウスカーソルが要素の上に移動したときに、要素のスタイルを変更する
- スクロールが発生したときに、特定の処理を実行する
イベント処理を使用することで、ユーザーのアクションやページの状態の変化に対して、動的な反応を実現することができます。
また、イベントリスナーを複数登録することで、複数のイベントに対して反応することも可能です。
決定ボタンが押されたとき、フォームが送信されたとき等、Webサイトではよく使用するかと思います。
複数のイベントリスナーを登録することができますが、どのような場合に使用するのでしょうか。
【質問】
イベント処理では複数登録はどのような場合に使用しますか？
【回答】
イベントリスナーを複数登録する場合、主に以下のような場合に使用します。
-
同じ要素に対して、複数のイベントが発生する場合
例えば、マウスカーソルが要素の上に乗ったときと、要素の上からマウスカーソルが離れたときに、それぞれ別の処理を行いたい場合などが該当します。 -
複数の要素に対して同じイベントが発生する場合
例えば、ページ内のすべてのボタンに対して、クリックされたときに同じ処理を行いたい場合などが該当します。 -
同じ要素に対して、同じイベントが発生する場合でも、異なる関数を実行したい場合
例えば、ページが読み込まれたときに、複数の関数を実行する場合などが該当します。
複数のイベントに対して反応する場合には、addEventListenerメソッドを複数回呼び出して、それぞれに対して異なる関数を指定することができます。
また、event.stopPropagation()メソッドを使って、イベントの伝播を止めることで、イベントが重複して発生することを防ぐこともできます。
このボタンが押されたら、○○と✕✕をしたい。
このページ内のボタンが押されたら、〇〇をしたい。
ページが完全に読み込まれたら、○◯をしたい。
登録や検証、クリア処理など、色んな場面で使えますね。