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SDXLモデルのDreambooth

Last updated at Posted at 2024-01-23

記事の概要

これまで、SD 1.5のdreamboothは実施してきたが、SDXLモデルのdreamboothを試したことがなかったので、試した手順を記載しておく。

dreamboothで人物を学習すれば、細かいプロンプトの指定無しで、同じ人物の出力が容易になる。
また、SDXLであれば絵柄が崩れることなく、FHD(1920×1080)の画像の出力が可能になっている。
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環境

OS:Windows 11
GPU:GeForce RTX 4090
CPU:i9-13900KF
memory:64G
python:3.10.10
pytorch:2.0.1
CUDA:11.8
cuDNN:8.8

sd-webui: v1.7.0
dreambooth: v1.13.0

環境構築

Stable Diffusion WebUIの環境が準備できている前提とします。

「Extensions」>「Available」>「Load From:」を押下し、検索窓に「dreambooth」と記載すると、「Dreambooth」が表示されるので、「install」を押下する。(キャプチャでは「installed」になっていますが、インストールが完了していない場合は、「install」となっているはずです。)
image.png

「Extensions」>「Installed」を押下し、「sd_dreambooth_extension」が存在していることを確認する。
「sd_dreambooth_extension」があれば、「Apply and restart UI」を押下する。(webuiが再起動されます。)
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学習(train)手順

dreamboothのインストールが完了していれば、「Dreambooth」タブが表示されているはずです。
image.png

「Model」>「Create」

Settingsの「Model」>「Create」を押下する。
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以下の項目を入力し、「Create Model」を押下する。
 ・Name:任意の文字列(今回は「sample1」)
 ・Model Type:SDXL
 ・Source Checkpoint:学習元のモデル
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「stable-diffusion-webui\models\dreambooth」フォルダに、「Name」に記載した名前でフォルダが作成されている。
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「Model」>「Select」

Settingsの「Model」>「Select」を押下すると、先程作成したフォルダ名が表示される。
image.png

「Concepts」

Settingsの「Concepts」を押下する。
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「Concept 1」>「Instance Images」を押下し、必要事項を入力する。
 ・Directory:学習データのフォルダを指定
 ・Prompt:学習後のモデルのイメージを指定(指定する理由が分からない)
 ・Instance Token:意味のない文字列を指定
 ・Class Token:学習後のモデルから離れすぎていない単語を指定
image.png
※ここの記載の詳細は、以下のページを参考にしてください。

ちなみに学習データは6件の画像ファイルを格納している。
image.png

「Concept 1」>「Class Images」を押下し、必要事項を入力する。
 ・Directory:学習データのフォルダを指定(「Instance Images」との違いは分からない)
 ・Prompt:学習後のモデルのイメージを指定(指定する理由が分からない)
 ・Negative Prompt:必要であればネガティブプロンプトを指定
 ・Class Images Per Instance Image:基本的には「1」を指定
image.png
image.png

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「Parameters」>「Intervals」

Settingsの「Parameters」>「Intervals」を押下する。
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以下の項目のパラメータを変更する。
・Training Steps Per Image (Epochs):1000Epochs
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「Parameters」>「Learning Rate」

Settingsの「Parameters」>「Learning Rate」を押下する。
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以下の項目のパラメータを変更する。
・Learning Rate:0.000005
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「Save Settings」

「Save Settings」を押下し、これまでの設定を保存する。
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このポップアップが表示されたら、「OK」を押下する。
image.png

「Train」

「Train」を押下し、学習を開始する。
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このポップアップが表示されたら、「OK」を押下する。
image.png

学習が開始すると、以下のような画面が表示される。
image.png

学習結果

今回の設定であれば、7時間程度で学習が完了する。
サンプル生成画像も、学習データにかなり近づいている。
image.png

「stable-diffusion-webui\models\Stable-diffusion」フォルダに、「Name」で指定したフォルダが新規で作成され、その中に学習済みモデルが保存される。
image.png

学習済みモデルを使って、画像生成が可能なことが確認できる。
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