#はじめに
この記事を書くにあたり、大きな原動力となったものが2つある。
・外国人とスマートに会話をこなすバイリンガルへの憧れ
・情報収集って日本人が考えて日本語で書いた記事だけを読んでればいいの?という現状への不安
⇒「いや、でも誰かしら翻訳して要約して記事書いてくれるしGoogle先生だっておるやん」
という声が聞こえてきそうだが、第三者の翻訳のワンクッションを置くことで、本来のニュアンス異なってしまったり、ビジネスに活かせる鮮度の良い情報を得るためには英語からは逃れられない。
英語はいらないと断言できる根拠もこのご時世なくなってきているようにも見える。
本題に入るが、
本記事で述べる「英会話をマスター」という言葉の意味を明確にするために、
まずは英語力とはなにか、を考えてみる。
英語力 = リスニング + スピーキング + リーディング + ライティング
としたときに、英会話に必要なスキル、すなわち最低限のリスニング能力と、スピーキング能力を飛躍的に向上させる方法に重きを置いて述べる。
#英語が上達しない原因
英語力を上げるための勉強方法として、「耳」を鍛えるのは大きな間違いだ。
何年経とうが上達なんてしっこない。
エンジニアならここでピンとくるだろうか。
いくらGitHub上に挙げられたソースを「視読」して表面的な理解をしたとしても
実際に書こうとすると手が動かない。
英語も同様、アウトプットベースの学習でないと習得は不可能である。
海外に留学する人がペラペラになって帰ってくる本当の理由は、ネイティブの「音」を聞いてくるからではなく、一日中英語でアウトプットをするからである。
留学における本当の旨味は、大金を払う以上、わからなくても途中で逃げ出せないところにある。わからないなりに英語でコミュニケーションを取る必要があるからだ。
そして、冒頭で英語力の定義について述べたが、「最低限のリスニング力」という表現をしたのも同じ理由である。スピーキングが時にリスニングさえ凌駕する瞬間も少なくはない。
聞き取れる ≠ 話せる であり、
身につける能力としての価値は
話せる能力 >>>> 聞き取る能力
である。
では次の章から具体的な上達方法について述べていく。
#まずは貯蓄
自分の脳内にEnglishTBLを作る。
シチュエーションによってTBLから適切な会話文を引っ張ってくるようなイメージだろうか。
いわゆる英語脳としてここの作業がスムーズに行えるようになるまでには時間がかかるので、まずは例文を覚えることから始める。
筆者はアプリReal英会話
を使って日常英会話の例文をEnglishTBLに格納していった。
ここで意識することは、発音を真似すること。これに尽きる。
英語は単語と単語の間をつなげて発音することが多いからである。
ここを自分の中で感覚として身につけておくことで聞き取る力も飛躍的に向上する。
実際の例文をもとに解説をする。
Can I run it by you later? ー後で意見もらってもいいですか?
ただ一単語ずつ覚えるのではなく、ネイティブの発音を聞きながら口にして練習する。
そうすると、「キャナイ ラニ バイユ レイラ―?」と言っているのがわかる。
こういった単語同士の繋がりを意識して耳で聞くことは大変意義がある。
この音のままTBLに格納してあげることを忘れずに。(汎用性を高めるためにカタカナでの格納は非推奨)
#最強のアウトプットツール「独り言」
自分の脳内のEnglihTBLにレコードが増えてくると、それらを使って例文を自分で作成する練習ができるようになる。
道を歩いていてふと思ったことを英語に置き換えてみる。
ここではあくまでも独り言。文法の誤りを意識したり、言い回しがわからなくても調べたりしない。
自分のTBLの情報をフルに使ってうまく言い表す練習をすることが大切。
アウトプットの方法として日記を書くなどもあるが、絶対に続かない。(筆者実体験)
手を動かして書くことは頭にも残りやすく、いいことであるが、それよりも毎日ふとした時間に英語で物事を考えることの方が重要だと筆者は考える。
ここでの旨味は、独り言でTBLに格納されている英文が使えると、何とも言えない達成感を味わえるところにある。
そしてEnglishTBLに格納していく作業を、さまざまなシュチュエーションに対応するための横展開だとすると、
独り言によるoutputでは各英文を"縦"に展開していき、汎用性を高めることができる。
格納した例文を単なる例文で終わらせらないために、「独り言」によって抽象度を高め、多くのシュチュエーションに適応させる練習が可能となる。
人間は達成感ややりがいを感じなければ継続できない生物なので
小さな喜びからでも学習を楽しむことが重要である。
#洋画見ちゃおう
留学という道を選ばないのであれば、生の英語を聞くことができるのは洋画。
日本語、英語ともに字幕を切り替えられるものが良いのでやはりNetflixが好ましい。
ここでの狙いを以下に述べる
・楽しく学ぶ
・セリフのほとんどが単純な構文だと把握すること
・英字幕を見て自分なりにニュアンスを捉えられるようになること(ここでの翻訳イマイチやろ...って思えたらベスト)
海外ドラマを推奨するが、特におすすめは「friends」。若者言葉が多いが「ゴジップガール」もおすすめ。
特にfriendsは汎用的に利用できそうな表現が多いのと、小まめにシュチュエーションが切り替わるので、シュチュエーション毎に繰り返して、発音練習しながら視聴できる。
(Netflixの字幕についてだが、最近は日英同時表示ができるような便利ツールがあるらしい)
もちろんここでもこれまでと同様、見て楽しんで終わらないようTBL格納→独り言をすることで学習効果をより一層高めることができる。
#さいごに
英語を話せるようになるためには留学をしないといけないだとか、英会話教室に通う、オンライン英会話を始める、、、、とか方法はいろいろありますが、筆者が言いたかったのは、
プログラミング言語も英語も同じ。ということです。
高い技術力を持つ人は全員プログラミング留学をしているのか?答えは否ですね。
習熟までのアプローチが多少異なるとは言え、英語は独学では習得できない。という固定概念をまずはなくしてみる。そして期限とゴールを決めたらまずはやってみる。
技術者むけの記事を書く場所に場違いな内容を書きはしましたが、これを読んで英語に対して前向きな気持ちを持ってもらえたら筆者は満足です。
さて、python勉強しないと。笑