このドキュメントはCoderetreatを開催したい人にために http://coderetreat.org/hosting を元に翻訳し、いくつか補足を加えました。
Coderetreatとは
Coderetreatとは、ソフトウェアの設計と開発の基礎を徹底的に練習する終日イベントです。仕事では必ずさらされる「終わらせなければならないプレッシャー」からできる限り開放され、「良い設計とはなにか」を考え、実践することに集中できるよう、Coderetreatは設計されています。そのため、効果的にプログラミング技術を向上させられる楽しいイベントです。
Coderetreatを主催するには
主催者は、コードを書くのに不自由がない、快適な場所を参加者に無料で提供してください。そのために、下記を良く読み従うようにしてください。
- Coderetratを終日開催できるように環境を整えてください。
- イベントは無料にしてください。お金が必要な場合はスポンサーを募り、出資を求めてください。
- 終日参加できるファシリテーター(ファシリテーターガイドを参考)を見つけてください。
- 昼食にはおいしいものを用意し、提供してください。
- 終日コーディングをするため、参加者に朝8時に家をでることを求めるのであれば、少なくともピザよりも美味しいものを提供しましょう。
- 参加者同士が食事中、移動しやすいように、立食できるものを用意してください。ランチボックスやお弁当はその場に座って食べてしまうので、避けてください。
- 初めてホストをする場合、参加者が20人を超えないように募集しましょう。人数が多ければ多いほど開催が難しくなります。
- 途中参加者が休憩できるよう、参加者が10人を下回らないように注意してください。
- 当日欠席する参加者は必ずいます。
開催に必要な環境
終日快適にコーディングをするために、下記のものを用意してください。(参加者が20人の場合の大体の数をかっこにまとめておきます。)
- 会場に必要なもの
- 最低限参加者分の電源を確保するための延長ケーブル(8/会場設営時にケーブルを踏んで転ばないように配慮すること)
- 無線LAN(1)
- プロジェクター(1)
- スクリーン(1)
- タイマー(45分/15分のセットを測るため)
- ペアプログラミングしやすい環境
− 机(二人がけ×12 2x2のテーブルの島を6作る)- 椅子(25)
- 紙(A3サイズ/6セッション行うので、100枚程度用意してあると良い)
- お菓子(甘いもの・しょっぱいものを満遍なく分配し、皿大に配置)
- 各セッションのふりかえり用
- ホワイトボード(2)
- 付箋(3Mの強粘着タイプ/200〜300枚)→各セッションのふりかえり用
- サインペン(ぺんてるのもの/25本)→付箋やコピー用紙へのメモに
- 休憩スペース(参加者がセッションから離れやすいようにするスペース。余った机と椅子で構成)
- 終日無料で飲めるソフトドリンク類(お茶/コーヒー/ジュース等 ペットボトル3、4)
- コップ(25)
- ランチ用
- お皿(小25/大10)
- おてふき(25)
主催者の仕事
日程
重要。他のイベントと重ならないことに留意する。
スポンサー募集
ランチスポンサーと、それ以外で区切ると良い。予算は参加者20人だとすると、ランチスポンサーは3万円、それ以外は1万円くらいになる。
会場探し
- 会場参加者が動きやすいスペースを作れる部屋を選びましょう
- 参加者が迷わないように気を配りましょう
- 張り紙をしたり、案内係がいるとよいでしょう
開催告知・参加者の募集
- 遅くとも告知は2ヶ月前から
- 2ヶ月前から開始しないと、情報が広まりません。
- 毎週1回以上twitter等に告知しましょう。
- 告知をする場合は、9時過ぎ、12時過ぎ、22時過ぎにすると注目を集めやすいでしょう。
- 徐々に興味を持つ人もいます。何度も粘り強く告知しましょう。
- 1週間前に参加を決める方もいます。そういう方が参加しやすいよう、直前に増席してみるのもいいかもしれません。
メールでの連絡
- 参加者が満員を迎える頃
- 予定が埋まっている参加者がいないか、キャンセルを即す
- 1週間前
- 予定が埋まっている参加者がいないか、キャンセルを即す
- 参加者が少ない場合は、友人や同僚、SNSでの告知の協力を申し出る
- 2日前
- 当日の案内を行う
- 駐車場/地図
- 最寄りの交通機関の時間等
- 当日の持ち物 - ノートPC
- ACアダプタ