発端
VirtualBox上にCentOS 6.7のサーバを構築・稼働させていましたが、先日、VirtualBoxをバージョンアップさせてからNTPによる時刻同期ができなくなっていました。
現象としては、時刻がかなりのスピードで遅れていく。
NTPDの代わりにChronyを入れてみたり、いろいろと試行錯誤するも時刻同期がうまくいかない状況。仕方ないので、VirtualBoxのAddtionを突っ込んで、時刻同期するようにしました。
VirtualBoxのAddtionによる時刻同期設定
1. VitualBoxのAdditionのインストール
(1) VirutalBoxのメニューから、「デバイス」-「Guest Additonalのインストール」を選択
(2) CDのマウント
# mkdir /mnt/cdrom
# mount /dev/cdrom /mnt/cdrom
(3)Additionalのインストーラーの起動
# cd /mnt/cdrom
# /bin/sh VBoxLinuxAdditions.run
これで数分待てばAdditionのインストールは完了
2.時刻同期の設定
(1) Addtionをインストールするとデフォルトで、ホストOSとゲストOS間での時刻同期はされるのですが、その閾値はデフォルトでは20分となっているそうです。つまり20分くらい時刻がずれないと時刻の補正はしてくれないということ。なので、下記コマンドで閾値を1分に変更
# /usr/sbin/VBoxService --timesync-set-threshold 60000
(2) 再起動してもデフォルトに戻らないように設定
# VBoxControl guestproperty set "/VirtualBox/GuestAdd/VBoxService/--timesync-set-threshold" 60000