自分が知っている知識でこの記事を書いているので間違っている情報などがある可能性があります。
はじめに
こんにちは、こめぴりです。
最近、DDoSによるネットワーク障害が頻発しています。
例えば、直近では日本航空のシステムがダウンしたり、天気予報サイトのtenki.jpが利用できなくなったりと、さまざまな影響が出ています。
そこで今回は、さまざまなネットワーク障害の攻撃手法について説明します。
DoSってなんぞや
DoS攻撃(Denial of Service attack)とは、Webサービス(Googleなど)を提供するサーバーに意図的に過剰な負荷をかけ、サービスを妨害してサーバーをダウンさせる攻撃のことです。
また、複数のPC(後述するボットネットなど)を使ってDoS攻撃を行う場合は、DDoS攻撃(Distributed Denial of Service attack)と呼びます。
防ぐ方法はないのか
防ぐ方法はいくつかあります。
例えば、CloudFlareというサービスを利用するとDDoS対策ができ、攻撃を受けてもCloudFlareがクッション代わりになり、サーバーのダウンを防ぐことができます。
また、自前でDDoS対策用のクッションサーバーを構築するなど、さまざまな対策方法があります。
XSSってなに?
XSS攻撃(クロスサイトスクリプティング攻撃)は、攻撃者が悪意のあるコードをウェブサイトに仕込み、それを別のユーザーに実行させる攻撃手法です。
XSS攻撃の具体例
例えば、あるチャットサイトに脆弱性があり、ユーザーがHTMLタグを含む投稿を自由に行えるとします。
攻撃者(以下、Aとします)はこの脆弱性を利用して、アカウント情報を盗むためのコードを投稿します。
その結果、他のユーザーがAの投稿を閲覧すると、自動的にその悪意あるコードが実行され、アカウント情報がAに送信されてしまいます。
このように、XSS攻撃はユーザーのデータを盗む危険な手法です。
XSS攻撃の対策方法
-
エスケープ処理: ユーザーから入力されたデータをHTMLに出力する際には、特殊文字(
<
,>
,&
,"
など)をエスケープして、悪意のあるコードが実行されないようにする。 - コンテンツセキュリティポリシー(CSP)の導入: CSPを設定することで、信頼されたスクリプトのみが実行されるように制限する。
CSRFってなに?
CSRF攻撃(クロスサイトリクエストフォージェリ攻撃)は、正規ユーザーが意図せずに悪意のある操作を行わされる攻撃手法です。
CSRF攻撃の具体例
例えば、ユーザーが銀行のウェブサイトにログインしているときに、攻撃者が悪意のあるリンクを仕込んだメールを送信します。
ユーザーがそのリンクをクリックすると、知らない間に攻撃者の意図する金銭の送金などが実行されてしまうことがあります。
CSRF攻撃の対策方法
- CSRFトークンの利用: フォーム送信時に、サーバーが生成した一意のトークンを送信することで、正規のリクエストであることを確認します。
- Refererヘッダのチェック: リクエストの出所を確認し、不正なサイトからのリクエストをブロックします。
- ユーザーの再認証: 特に重要な操作を行う際に、再度ユーザーの認証を求めることで、不正なリクエストを防ぎます。
DDoSするPCってどうやって手に入れてるの?
攻撃者は、ウイルスなどで乗っ取ったコンピューターを利用してネットワークを構築し、これを「ボットネット」と呼びます。
ボットネットを使って乗っ取ったPCからDDoS攻撃を仕掛けたり、複数のレンタルサーバーを利用してDDoS攻撃を行うなど、さまざまな方法で攻撃に必要なPCを集めています。
終わりに
今回は、DDoS攻撃やXSS攻撃、CSRF攻撃など、さまざまなネットワーク攻撃の手法とその対策について説明しました。
これらの攻撃は日々進化しており、個人や企業がしっかりと対策を講じることが求められます。
ネットワークの安全を守るためには、最新の情報を収集し、適切な対策を行うことが重要です。
皆さんもぜひ、日常的なセキュリティ対策を見直し、さらなる安全性を確保していってはどうでしょうか。
結局わかる人が見ないとわからない記事になっちゃったな...