はじめに
米田です。
この度、JavaSilver試験を受験し、無事合格しました!
今回の記事では、試験合格までにどんな勉強をしたのか、ざっと振り返ってみようと思います。
私について
・新卒2年目の開発エンジニア
・Java経験は実務で1年ほど。paiza Bランク・Java Bronzeレベルの知識
受験のきっかけ
受験動機は、Java開発エンジニアとしての基礎実装力を証明するためです。
Java Silverは、Java経験2~3年程度の知識を問う試験といわれています。
今後SEとしてステップアップするにあたり、Java開発者としての基礎知識を固めるとともに、実力を証明できる資格がほしいと考え、今回の受験に至りました。
当初はpaizaAランク取得で証明しようと考えていましたが、資格として証明できたほうが案件参画に有利なため、こちらを選びました。
学習方法
総学習時間
学習期間は1か月。平日3時間、週末5時間の計30時間程度です。
今回は無理なく取得をテーマにしていたため、平日は余裕のある時だけ、週末も気が進めば学習くらいにゆるく進めていきました。勉強計画立てないとだらけるかなと思っていましたが、結果的には普段より勉強時間が多かった気がします。
使用教材
・徹底攻略Java SE 17 Silver問題集[1Z0-825]対応
いわゆる黒本と呼ばれるものです。
Java Bronze取得時は黒本のほかに紫本と呼ばれるものも利用していました。
立ち位置としては、紫本=参考書、黒本=問題集といった理解でよいかと思います。
Javaを全く知らない状態からの受験であれば、紫本か、Java初学者向けの参考書を読んでから黒本に進むことをお勧めします。
ただ、黒本にも解説ページがあるため、基礎知識がある状態での受験であれば黒本一冊で十分かなと思います(参考書も高いですからね...)。
・Oracle公式 試験対策セミナー
Oracleが公式で行っている、試験のポイントを解説してくれるセミナーです。
youtube上で無料公開されていたため、黒本に進む前に、通勤時間を利用して学習しました。こちらはバージョン8向けのため試験範囲や内容が一部異なりますが、大筋は一緒なため十分勉強になるかと思います。
学習方法
基本的な勉強の流れは、
1.知識のインプット
2.考え方のインプット
3.問題集でのアウトプット
の3ステップです。
私は基本情報や応用情報、データベーススペシャリスト等の資格を取得していますが、いずれも流れは同じです。合格のポイントは、ステップ1、ステップ2で妥協しないこと。
ここさえ出来ていれば、ステップ3を満足いくまでやるだけで十分かと思います。これらの資格は問題解決能力を問うものですので、過去問の暗記をしても合格できません。逆に言えば、考え方さえ身についていれば、膨大な過去問を解く必要はないということです。
今回のJava Silver受験での勉強の流れはこんな感じでした。
1.試験対策セミナーの視聴(2時間):ステップ1・2
2.黒本1~6章を調べながら一周(18時間):ステップ2・3
3.黒本の模擬試験を解く(残りの時間):ステップ3
特に時間をかけたのは2です。
今回は黒本のみでインプットとアウトプットを兼ねる必要があったため、1週目は調べながら解くことで知識と考え方のインプットを行いました(紫本もある場合は、紫本でインプット、黒本でアウトプットと進めることができます)。
調べ方についてはchatGPTが大変有用で、いろいろな角度からの質問を通してもやもやを晴らすことができ助かりました。今後の勉強のスタンダードになっていく気がしています。
また、先述したとおり今回のテーマは無理なく取得のため、3でのアウトプットはほどほどに行いました。学生時代は不安な個所はすべて洗い上げてつぶす勢いでやっていましたが、今回は効率を重視し、模擬試験を2周する程度にとどめました。一週目時点での正解率は75% で、2週目は86%。手ごたえを感じたため、そのまま試験に臨みました。
つまずいた点
特に混乱した点は、オーバーライドです。
概念としては理解し使えていたのですが、JavaSilverではインターフェースの実装やオーバーロードと絡めて多角的に出題されるため、しっかりと理解する必要があります。
こちらについては、後日別記事として投稿しようと思います!
受験結果
合格ライン65%に対して正解率86%。
無事に合格することができました!!
本番の問題は細部こそ違うものの、問われる内容は黒本にかなり近かったため問題なく解けました。きっちり対策さえすれば、本番で大きくゆらぐことはないかな、と思います。
おわりに
かつかつなスケジュールでしたが、無事に合格できてよかったです!
実務でJava実装やコードレビューを行っていたため自信があったのですが、試験内容は言語仕様や技術理解的な要素が強く、対策なしでの受験はかなり厳しいと感じました。
資格としては十分取得できたので、今後は個人開発を進めていこうと思います(いずれ記事にする予定です)。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!