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ChatGPTとリリックを書いて、AIにラップさせてみよう!リリック編1/3 概要

Last updated at Posted at 2023-05-03

概要

「ChatGPTとリリックを書いて、AIにラップさせてみよう!」は
1. ChatGPTとやり取りをしてリリックを書き上げる 「リリック編」
2. 文字を音声に変換するサービスを使ってリリックをラップにする 「ラップ編」
の2つからなる、リリックを書いてラップにするまでの記録です。

この記事では、ChatGPTとのやり取りの流れと、制作を終えての感想を載せています。
最後にラップの全文を載せているので、履歴記事と合わせて読んでみてください!

シリーズ

ラップ編

今回紹介する方法で初めてラップを制作し、ライブをしたのがこちらです!

自己紹介

オーディオビジュアルライブに出演したり、さざれ場というイベントを主催しているkomakinexといいます。WOW inc.という会社でプログラマーをしています。
もともと例えツッコミとか、変なリズムで呼びかけるとか、語呂とか語感で遊ぶのが好きだったので、ChatGPTを使ったらラップ作れるかもと思ったのがきっかけです。

右往左往と四字熟語にハマってた時に書いてみた短編小説?です。

リリックに度々出てくる「さざれ場」というのは、自分たちが運営しているオーディオビジュアルのライブイベントです。初心者でも気軽に挑戦できるというのを大切にしています。
公募で出演者を募集していたりと、主にTwitterで告知をしているので興味があればフォローお願いします!

流れ

初めてリリックを書いたのと、リリックの書き方とかは特に調べず制作したので手順とかバラバラだと思いますが、どういう流れでやり取りしたかをまとめます。
2023年3月ごろに制作していたので初めはGPT-3.5、途中からGPT-4を使いました。

1. 探りと方向性の決定

まず今回のテーマである「さざれ場」について知ってもらうところから始めました。
さざれ場を発足したときのステートメントを共有してラップを書いてもらったのですが、ステートメントをただラップ調に変えたものになってしまいました。

イベントの特性が
オーディオビジュアルライブ
初心者向け
であることを伝え、さざれ場のテーマソングのような方向を目指すことにしました。

2. 韻を踏む挑戦

ラップとしてブラッシュアップするために、韻を踏むようにしてみました。
韻を踏む前に日本語の母音がわかるか確かめてみると、かなり精度が低かったのでこの方向で頑張るのは難しいと判断し、日本語で韻を踏むのは諦めました。

3. サビを作ってみる

曲でいうサビみたいな、さざれ場のステートメントから繰り返し使える特定のフレーズを聞いてみました。
が、このあたりでChatGPTが繋がりにくくなったり、履歴が残らなくなったりの状況が続いて(2023年3月上旬)、今までのやり取りとの整合性が取れなくなってしまい、リリックは一旦更新を止めました。
途中で英語のリリックもGPT-3.5で作っていたのですが、やり取りが消えています。無念。

4. GPT-4へ

数日後、GPT-4がかなりパワーアップしてると聞いて課金しました。
母音の概念がわかっていたので、希望を持ってブラッシュアップに望みました。

まずはGPT-3.5の時と同様に、ステートメントと自分の状況を伝えてラップを書いてもらいました。
しかし書いてもらったリリックは芯から外れてる気がしたのと、また一から教えてブラッシュアップまで持っていくのが大変そうだったので、ステートメントとイベントの特性をなんとなく掴めていたGPT-3.5のリリックをベースに改良することにしました。

4. パートごとにブラッシュアップ

毎回全文書いてもらうと時間がかかることに気付き(遅い)、Chorus部分に絞って数パターン出してもらいました。どれが良いか全くわからなくなったのでどれがいいか聞いてみると、さざれ場の特性を掴んだ基準で判断してることがわかりました。
なんかこのやり方いいかも?と思った瞬間です。

その調子で進めていき、母音ではなく文字数を揃えられるか試してみたところグダグダになりました。
今思うと俳句や短歌を作ってる人とかいそうなので、その辺りの制御の術を参考にすると良いのかもしれません。

5. 英語版のブラッシュアップ

GPT-3.5の時点で日本語より英語のほうが精度が高いだろうと思い、韻と破裂音を注文していました。なので意味をそんなに変えずにリズムに重点を置いて改良することにします。ここでもパターンの違いを聞いてみると、何を意識して改良したかが返ってきて、判断の基準ができ非常に選択しやすかったです。
(アイデア出しのとき自分でもそういう風に提案しようと思いました、普通に参考になった。)

6. 構成に沿ってブラッシュアップ

ラップしてくれというと最初から「Intro、Verse1、Chorus、Verse2、Chorus、Bridge、Chorus、Outro」の構成で提案してきていたのでそれに倣って続けてきましたが、ふとパートの役割が気になりラップの構成を教えてもらいました。
全くわからないところから始めたけど、自分の中でラップへの解像度が上がったように感じました。

感想

ざっとまとめると、無から何かを作るというより、ぼんやりと頭の中で思い浮かべていることを形にするのを手伝ってくれるというのが得意という感じがします。特にリリックはテキストベースなので相性が良かったと思います。

自分は思いついたことを形にするまでに時間がかかってダラダラ過ごしてしまうことが多いのですが(あっちも良いこっちも良い、と手を動かすまでが遅い)、壁打ち相手になってくれるおかげでテンポよく試せて良かったです。
考えていることを文章にして伝えないといけないので、途中で脳に負担がかかってる感じはありました。

「アイデアを出してほしいことの前提や背景を共有しておくと、ChatGPT側が判断の基準を持つことができ、こちらが選択するときもうまく提案してくれる。」
が使っててノッてきたなと思う瞬間でした。
特にリリック編3に載ってる部分ですが、パターンをいくつか出してもらいそれについてどこがいいか話し合うことができたのは、誰かと一緒に制作している気持ちになりました。

ただChatGPTとのやり取りを、人とコミュニケーションを取っていると思いすぎると良くない場面もありました。
例えば質問したことの意図と違った答えが返ってきた時に、その意図を聞いてみると、こちら側の気持ち的には間違いを指摘しているのではなく興味本位で聞いている、に対して過剰に謝られたり。
謝ってほしいのでなくどうなってその返答にたどり着いたのか知りたいだけなのに…。
ChatGPTを従えたいのではなく意見を聞きたい、みたいなスタンスはあまり合わないのかなあと思いました。

指摘は怒っているわけではない、むやみに謝らないでほしいとか、会話への態度も指定してから壁打ちを始めるといい感じになるのかもと今思いました。次はそうしてみます。

ラップ全文

ここから先は記録です。
リリック編の2と3でやり取りの履歴を全て載せているので気になる人は読んでみてください。
それではどぞ!

日本語

自作部分
俺の名前はkomakinex
今日が初めての音楽ライブ
準備期間は1ヶ月
思い立ったがすぐ吉日

さざれ場についてリリック執筆
ChatGPTと共同作業
やり方は後で公開するから
とりあえずまずは聞いてくれShow time

Intro
光と音の融合、未来への道、
繋がる創造の炎、共鳴する場。
新しい才能、輝かせる時。

Verse1
無数の可能性、ここで繋がる、
オーディオビジュアルの探検家たち。
緊張と期待、初めてのステップ
心に響くリズム、共に奏でる。

Verse2
互いの技術、磨き合う空間、
チャレンジ精神、ここで育む。
若い才能、新しい発見、
オーディオビジュアルの扉開く。

Chorus
初心者でも飛び込めるこの場所、
さざれ場でパフォーマンス、輝く時。
オーディオビジュアルの世界探求、
一歩ずつ進む勇気、みんなで共有。

Bridge
同じ情熱持つ仲間たち、
さざれ場で繋がる、力合わせる。
スキル高め、夢、追い求め、
共に成長する、新しいステージへ。

Outro
光と音の融合、未来への道、
繋がる創造の炎、共鳴する場。
さざれ場で、新しい才能輝く、
この場所で、みんなの夢広がる。

英語

Intro
Beats and lights unite, pathway to the skies, Creativity ignites, a space where passion lies.
Emerging talents rise, it’s their time to shine.

Verse1
Limitless potential, connections we entwine, Audio-visual pioneers, a new frontier we define.
With anxious hearts, we take the leap, To the rhythm we create, harmoniously we seep.

Verse2
In this space, we embrace the unknown, Together we create, a vibe of our own.
With creative sparks, audio-visual tales we weave, United in our passion, a legacy we achieve.

Chorus
Sazareba, where the beats and lights align, A world of creativity, feel the rhythm intertwined.
Dive into the challenge, the path we all pursue, Together we’ll grow, in this audio-visual crew.

Bridge
Together we stand, sharing our goals, In Sazareba, kindred spirits find their roles.
With passion we collide, creating something grand, A united force, leaving a mark on this land.

Outro
Beats and lights in unison, forging paths anew, Creative bonds ignited, a realm where dreams come true.
Sazareba’s call, new talents take the stage, A haven for ambition, where passions engage.

(おまけ)GPT-4が最初に出した日本語ボツ案

Yo, yo, yo、komakinexはここで自己紹介、
さざれ場はステージ、音楽家たちの集いだぜ。

石田祐暉、Masayuki Azegamiも一緒に、
さざれ石のような小さな石が集まる場所で、

ライブパフォーマンスを始める一歩目、
失敗も許される、この場所は挑戦の巣。

映像や音楽、テクノロジー扱う若者、
交流の場として、さざれ場が繋がる。

オーディオビジュアル、機会を作るため、
最初の一歩になる、このイベントに来てみてね。

映像や音楽が好きな人たち集まって、
話したい気持ち、この場で共有して。

オーディオビジュアルのライブイベント、
大きなシーンになるよう継続していく。

TouchDesignerやゲームエンジン使う人、
プリレンダのVJ、DTM、楽器、モジュラーシンセ、

さざれ場で輝く、さまざまな音楽と映像、
集まれ、この場で最高のショーを見せよう!


おもろい。

続く

リリック編2/3へ続く!

ライブのVJに関しては、画像生成について書いているこちらの記事で紹介しています。

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