TLDR
タイトルの通り、MongoDB Associate Developer試験に合格しました。
通常$150ですが、学生は無料(一般の人でもコースを修了すれば半額になります)で受験でき、失効がない資格です。
試験範囲もそこまで広くなく、僕の場合、勉強開始~受験日まで4日間、トータル15時間くらいで完了できました。
すごくおすすめの試験なのですが、日本のコミュニティではメジャーでない様子ですし、日本語の受験記録情報が全然みつからなかったので、記事にまとめてみます。
この試験について
この試験は名前の通り開発者用の試験です。クエリ操作や各言語のドライバ(ライブラリ)を使ってMongoDBを操作する方法を問われます。
ドライバに関する出題は、C#, Java, Node.JS, PHP, Pythonの中から1つの言語を選んで、その言語のドライバに関するものになります。
この資格はMongoDBのメジャーバージョンごとに発行されますが、失効期限はありません。
つまり、2023年10月現在にこの試験を受験すると、メジャーバージョンであるMongoDB 7系の知識に対して認定が発行されます。次回メジャーバージョン(つまり8)がリリースされたときには、新しく追加された機能等の知識についてこの資格を再受験することができます。
試験範囲は全てMongoDBのスタディリソースであるMongoDB UniversityのMongoDB Developer Learning Pathsでカバーされます。
MongoDB Universityのセルフペースラボは誰でも無料で受講できます。
同期型の講師によるリモートクラスもありますが、そちらは有料のようです。
試験範囲はこのスタディガイドに示されています。
MongoDB独自のクエリについてもそこまで範囲は広くありません。
模擬試験も無料で提供されています。
試験形式は自宅+オンライン受験のみです。ウェブカメラとマイクと画面共有をオンにして、試験官による監視を受けながら受験します。
試験は英語で行われますが、英語ネイティブスピーカーでない場合は試験時間の延長リクエストと試験中にGoogle翻訳を使うことが認められています。
学生用無料バウチャーor一般用半額バウチャーの入手方法
上で示した、MongoDB UniversityのMongoDB Developer Learning Pathsをひとつ修了すると自動的に送付されます。
学生の場合、GitHub Student Developer Packageとのリンクがうまくいっていない場合、自動的に送付されません。手動で申し込みをする必要があります。
僕はこのパターンで申し込みを行いましたが、対応めちゃめちゃ早かったです。30分くらいでバウチャーが発行されました。
↓手動申し込みリンクはここにあります
https://www.mongodb.com/students
認定取得までのプロセス
今回、僕はPythonで受験しました。
簡単に認定までにやったことをまとめます。
- MongoDB Developer Learning Pathを完了する(10時間くらい)
- 満点を取れるまで模擬試験を受けなおす(5時間くらい)
模擬試験は問題の解答に関しての解説がありません。ここでChatGPTを併用して、間違えた問題については逐次ChatGPTに解説してもらいながら理解を深めていきました。 - 試験を受験する!
全く特別なことはやっていません。無料で提供されている公式のリソースをしっかりやりこむだけで高得点で合格できました。(リザルト保存しなかったのでうろ覚えですが各分野85~100%でした)
試験の流れ
この試験は英語でのオンライン試験だけが提供されています。
前述のように、Google翻訳を使うことができるので試験受験に関しては困りません。
ただ、一点、試験開始前に試験官と英語でコミュニケーションする必要があります。多分ここが一番の難所なので試験を受ける人が少ないと思われますが…
ネイティブスピーカーでないことを伝えれば多分配慮してくれるとは思います。
とりあえず、試験前準備としてやったことを流れで書いておきます。
- ブラウザで試験サイトに接続する
- 試験官がログインして、試験前の環境確認を始める
- 受験する試験、受験者の名前等の確認。
- 免許証、パスポートなどのIDを表示する。このIDは英語表記がないものでも許可されている
- 注意事項が読み上げられる。ただ聞いているだけでOK。
- 試験環境の周囲を360度試験官に見せる。カメラを持ってぐるっと回って、デスクを映す。デスクは整頓されて余計なものが置かれていない状況である必要がある。
- 試験開始!
- 試験が終わったら試験サイトを終了して完了。
まとめ
MongoDBについては完全素人でしたが、短期間である程度理解することができました。
これについてひとつ資格を取得しておくだけで、NoSQLについての理解も示すことができると思いますし、履歴書を飾るにはちょうどいい資格です。
英語の壁はありますが、ぜひぜひチャレンジしてみてください!