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Goutteを使ってログインしてスクレイピングする

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やること

ログインが必要なサイトにログインして、ログイン後のページでcsvファイルダウンロードを自動で行う。

自分について

  • スクレイピングといえば、javascriptでやる人
  • casperかnode.jsのcheerio-httpcliを使うことがほとんど

使うライブラリ

Goutte

Goutteの準備

ここ参照。
composerが使えれば、composerで。
使えない場合、phpのバージョンに合わせてpharファイルをダウンロードしときます。
呼び出しは下記のとおりです。

require_once __DIR__ . "/goutte-v2.0.4.phar"; // pharを使用する場合
// require_once __DIR__ . "/vendor/autoload.php"; // composerを使用する場合
use Goutte\Client;

Goutteが使用している技術とドキュメント

SymfonyのBrowserKit, CssSelector, DomCrawler使用しています。
DomCrawler
また、Guzzleのhttpクライアントも使用しているのでこの2つのドキュメントを参照してください。
Guzzle

Goutteを使用してスクレイピングの流れ

ページの取得はインスタンス化したGuzzleHttp\Clientで対象URLを呼び出します。
まずはログインページを取得します。

$client = new Client();
$login_page = $client->request('GET', 'https://hoge.com/login/');

これで$login_pageにhtml情報が入ったDomCrawlerが入ります。
その後、DOM要素の取得ははcssセレクタかxpathが使えます。
書き慣れているので、cssセレクタ記法を採用しました。
次はログインフォームを取得します。

$login_form = $login_page->filter('form')->form();

かんたんですね。

で、ログインフォームからログインをします。
さっき取得したフォームに必要な入力情報をinput要素のname属性を設定し、
submit()を呼び出すことでログインが可能です。

$login_form['input_id_name'] = 'your_id';
$login_form['input_password_name'] = 'your_password';
$client->submit($login_form);

ログイン後サイト内のページ遷移はrequest()を使用し、
必要なページに遷移しましょう。

ダウンロードはaタグ取得をcssセレクタで、その後取得したaタグからhrefを抽出することで、
ダウンロードリンクが取得できます。

$download_hrefs = $after_login_page->filter('a')->extract('href');

上記は例になります。
そのまま使用するとページ内のaタグをすべて取得しますので、ページに合わせてcssセレクタを変更してください。

今回はcsvだったので、取得したcsvダウンロードリンクをリクエストした結果を
SplFileObjectでcsvファイルを作成しました。

$count = 0;
foreach ($download_hrefs as $href) {
    $client->request('GET', $href);
    $response_content = $client->getInternalResponse()->getContent();

    $file = new SplFileObject('./'.$count++'.csv', 'w'); // ファイル名は適当
    $file->fwrite($response_content);
    // 連続アクセスしないようにする
    sleep(2);
}

今回は使用しなかったのですが、requestのsinkオプションを使用することで、
ダウンロードも可能なようです。
sinkオプション

使ってみた感じ

要素がないとエラーが起きて処理が止まる。

PHP Fatal error:  Uncaught exception 'InvalidArgumentException' with message 'The current node list is empty.'

セレクタが合っているかを確認した後、
Fatal Errorが心臓に悪いので、count()で要素存在チェックをしましょう。

$hoge = $page->filter('hoge');
if ($hoge->count()) {
    echo($hoge->text());
} else {
    echo 'kara';
}

動的ページのスクレイピングは難しそう?

今回は静的ページだったのですが、同期処理のphpで使えるんでしょうか・・・

php縛りだったので、Goutteにしましたが、
使い慣れているjavascriptと比較して特に優位性見つからなかったので、
状況によって使い分けるようにします。

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