2024/10/27 改造版のバージョンアップに伴いリンク等を更新しました。
#目的
- 改造版AozoraEpub3の最新版を使用する (2024.10.27時点で 1.1.1b29Q)
- 読書端末はKindle PaperWhiteとする
- Javaも含めて最新版(あればLTS)を使用する
- 無職転生 - 異世界行ったら本気だす - の変換がEPUBとMOBIで完了すること
- できる限りnarou.rbで設定しているCSSスタイルに準拠すること
基本的な手順、流れは以下と同様
2024/10/27時点で採用したバージョン
- RubyInstallerから Ruby+Devkit 3.3.5-1 (x64)
- 改造版AozoraEpubから AozoraEpub3-1.1.1b29Q.zip
- Adoptium公式から jdk_21.0.5+11
- Kindle Previewer3から Windows版
実際のインストール手順
Javaのインストール
Adoptium公式からOpenJDK21U-jdk_x64_windows_hotspot_21.0.5_11.msiをダウンロードする
OpenJDK21U-jdk_x64_windows_hotspot_21.0.5_11.msiをダブルクリックしてインストール
特にオプション等の設定変更する必要はなく完了します。インストールが完了したらコマンドプロンプトを開き直しコマンド実行出来るか確認
> java -version
openjdk 21.0.5 2024-10-15 LTS
OpenJDK Runtime Environment Temurin-21.0.5+11 (build 21.0.5+11-LTS)
OpenJDK 64-Bit Server VM Temurin-21.0.5+11 (build 21.0.5+11-LTS, mixed mode, sharing)
Rubyのインストール
バージョンアップも手順の変更無し、一応完了したらコマンドプロンプトを開き直しコマンド実行できるか確認
> ruby -v
ruby 3.3.5 (2024-09-03 revision ef084cc8f4) [x64-mingw-ucrt]
改造版AozoraEpub3のインストール
AozoraEpub3-1.1.1b29Q.zip をc:\直下にAozoraEpub3として解凍する
KindleGenをコピーする
この箇所も変更無し
narou.rbをインストールする
エクスプローラーからC:\直下で右クリック -> 新規作成 -> フォルダーとクリックし"MyNovel"というフォルダーを作成する。”MyNovel"をダブルクリックし移動したらアドレスバーへ"cmd"と入力する。
"MyNovel"の命名は任意で問題ないが、全角文字やスペース等が無い名称を推奨します
コマンドプロンプトのウィンドウが出現するので以下のコマンドを入力して"ENTER"を押して実行する
> gem install narou
narou.rbの初期化作業
この箇所の作業に変更なし
無職転生のダウンロードと変換
以下のようにePUBの変換もMobiの変換もエラーがなければ完了
> narou download n9669bk
……
ID:0 無職転生 - 異世界行ったら本気だす - の変換を開始
小説状態の調査結果を 調査ログ.txt に出力しました(エラー:0件、警告:43件、INFO:4件)
縦書用の変換が終了しました
AozoraEpub3でEPUBに変換しています......変換しました
kindlegen実行中.................................................変換しました
kindlestrip実行中
[理不尽な孫の手] 無職転生 - 異世界行ったら本気だす -.mobi を出力しました
MOBIファイルを出力しました
残課題の整理
スタイルの違い
表示は左が正規版、右が改造版で変換したEPUBファイルとなる。
チェックはCalibreのViewerを使用している。他のViewerではもうすこし表示が異なる可能性があるが取り上げない。
- 表紙
表紙は上記の通り正規版使用時と比較してスタイルが適用されていない。
- 目次
これは差分ありとしているが●の有無だけなので許容範囲かと
恐らくフォント指定が異なっているのか正規版だと明朝体、改造版だとゴシック体で表示されている。
あとはイタリックのスタイルとか話数のタイトルのフォント指定とか細かい差分が見える。ただ読むのに支障がでるような出力でもないので、改造版AozoraEpub3を出来るだけ弄らない方針であれば許容範囲なので放置でも良いかと思っている。
結論
目的の5.については完全に準拠できていないが、それ以外の目的は達している。
手動で変更する箇所は多いが、これをベースにLinux版の手順とDocker向けの手順を整理出来ればと。