1. はじめに
こちらは初心者向けの『Google Colaboratory おすすめ設定』の記事です。
これからColabを使って、データサイエンスやAIの開発を行っていく方へ向けたおすすめ設定です。
エンジニアを目指す方の最初の一歩の手助けになれば幸いです。
2. おすすめ設定一覧
本記事で紹介するおすすめ設定の一覧です。
操作方法などがわかる方はこちらから一括設定してみてください。
設定タブ | 設定項目 | 設定内容 | 説明 |
---|---|---|---|
サイト | モード | dark | 表示モードをダークモードに変更 |
エディタ | インデント幅 | 4 | インデント幅を4文字分に設定 |
行番号を表示 | ✅(ON) | コードセルの左端に行番号を表示 | |
インデント ガイドの表示 | ✅(ON) | インデントガイドを縦線( | )で表示 |
3. 各種設定について
【設定方法】
Colabの設定は、 画面上部「ツール」 > 「設定」 の順にクリックして開きます。
続けて、左のタブごとに以下の設定を行いましょう。
❶ 「サイト」タブ > モード:dark
こちらの設定は、表示モードをダークモードに変更します。
エンジニアは、長時間モニタを見つめての作業がとても多いです。
そのため、目の負担を少しでも減らす為に「 ダークモード 」のエディタを利用することが一般的です。
これからエンジニアを目指す方も「ダークモード」でのコーディングに慣れていきましょう。
❷ 「エディタ」タブ > インデント幅:4
こちらの設定は、インデント幅を4文字分に設定します。
Pythonでは、一般的にインデントを4文字分にすることが推奨されています。
そのため、ローカル環境でも開発をする方は、Colab上のコードをダウンロードした際に、エディタ上で書くコードとインデントが合わず、『 インデンテーションエラー(IndentationError)』が発生する原因になりかねません。
事前に、インデント幅を「4」に揃えておくことで、 不要なエラーの発生を防止しましょう。
❸ 「エディタ」タブ > 行番号を表示:✅(ON)
こちらの設定は、コードセルの左端に行番号を表示します。
深い理由はありませんが、ほかのエンジニアとの会話やサンプルコードのコーディングの際にも、 行番号で指示ややり取りを行うことが多いため 、こちらも事前に設定しておくと便利ですね。
❹ 「エディタ」タブ > インデント ガイドの表示:✅(ON)
こちらの設定は、インデントガイドを縦線( | )で表示します。
Pythonを指導していて、学習初期によく見かけるエラーの一つが前述の『インデンテーションエラー(IndentationError)』です。
エディタの補助機能でインデントが揃うときは、問題ないのですが、自身でインデントを調整する際、 ミスに気づきやすくするため、インデントガイドを設定しておくのがおすすめです。
4. おわりに
コーディングや業務を円滑に進めるには、普段利用するツールについての知識は、とても重要ですね。
この記事を見つけた方や読んでくださった方は、ツールの扱いや設定に関心の特に深い方だと思います。
ぜひこれからも、新しく開発環境やエディタを触る際は、どのような設定にするとよいか調査・考察し、周りの人に伝えてあげてください。