はじめに
RStudioとは、R言語のためのIDEです。Rを使う時はこれしか考えられないという人も少なくないのではないでしょうか。RStudioは素晴らしいIDEなのですが、GitHub Copilotを使うことができないという大きな弱点がありました。
GitHub Copilotとは、Microsoftが開発しているプログラミングをサポートする人工知能ツールです。VSCodeを使ってプログラミングしている方は、GitHub Copilotを使っていらっしゃる方も多いと思います。
そこで、GitHubのissueに、GitHub Copilotを使いたいという要望を書きました。
やあ!
RStudio で Github Copilot を利用できるようにする計画はありますか?
RStudio は間違いなく素晴らしい開発環境です。 Copilot が利用できないのは残念です。
私はここ 1 ~ 2 週間、Ruby 言語で Copilot を使用してきましたが、次の 10 年間は Copilot のような補助なしでプログラミングすることは想像できないと確信しています。
軽い気持ちで書いたのですが、このissueが思わぬ支持を集めました。(私はR言語に詳しい人ではありません。たまにRを起動して、ググりながら電卓のように使う程度の人です)
このたび、RStudioがGitHub Copilotに対応することになったそうなので、最初にissueに要望を書いた人として、RStudioがCopilotに対応したことを宣伝しなければならない責任のようなものを感じ、この記事を書いています。
RStudio に GitHub Copilot がやってくる
すでにRStudioのデイリービルドではCopilotに対応しています。次のメジャーアップデートで、Copilot対応のRStudioがリリースされるのではないかと期待されます。Copilot対応のRStudioを試してみたい人はこちらからダウンロードしてください。
Copilotのはじめかた
RStudioを起動したら、Tools > Global Options で、設定パネルを開きます。左側の一番下に Copilot という項目があることがわかります。
こちらをクリックしてサイインインしてください。
サイインインに成功すると Coiplot が使えるようになります。補完が正常に動作することを確認してください。
↓こちらの記事は RStudioのCopilotの導入方法がより詳しく説明してあります。
RStudioの開発者のみなさま、ありがとうございました。
今後もR言語とRStudioが末永く発展いたしますように!!