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ChatGPTの時代になって、GUIで差分を取れるmeldが便利な件

Last updated at Posted at 2023-01-12

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2024/03/14 追記
この記事ではmeldを紹介していましたが、最近のMacだとやや動作が不安定です。Macを使っている場合は、KDiff3や、Beyond Compare などをお勧めします。いずれもhomebrewでインストールできます。

便利なChatGPT

いまさら言うまでもないことですが、ChatGPTはめちゃくちゃ便利です。特に日本語の文章、英語の文章、コードの校正に無類の強さを発揮します。私は学生時代は国語が得意だったのですが、ChatGPTは、私の国語力を大幅に凌駕していると思います。というかChatGPTは職業で日本語を書いている人をのぞくと、ほとんどの日本人よりも日本語が上手なんじゃないかと思います。

ChatGPTに校正してもらった日本語の差分が見たい

さて、ChatGPTに文章校正をしてもらいましょう。
さきほどの文章をChatGPTを使って校正してもらいます。

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違いがわかりますでしょうか?

ChatGPTに修正してもらっても、パッと見て、どこが修正されたか、すぐにはわからないケースが多いと思います。日本語は、まだ比較的違いを把握しやすいですが、英文やコードでこれをやるときに、目視でdiffすると見逃します。そんなときに、便利なのがmeldです。

meld

meldはPythonとGTKで開発されているGUIの差分表示ツールです。(Pythonで開発されている本格的なGUIツールという点でもmeldは珍しいです)

Linuxを使っている人にとっては、meldは定番だと思います。下記のリンクを見ると、一応 Windows や Mac にも対応しているみたいです。

おそらく、WindowsやmacOSの世界には、ほかにも有力なソフトもあるのでしょうが、Linuxではこれが一番使いやすいと思います。

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自然言語の文章は段落まで改行がないことが普通なので、差分を比較する時は、折返し改行をしないと不便です。そこで、設定から文字列の折返しを有効にします。

image.png

これで日本語の文章の差分がわかりやすく表示されるようになりました。原文と比較すると、修正後の文章は、きちんとした書き言葉になっていることがわかります。わたし日本語へたくそ。日本語ムズカシイネ……。

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折返し機能は、コードの校正を行う場合には不便になることもあるので、必要に応じて切り替えて利用するとよいと思います。

この記事は以上です。

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