Jestのmockとimport記法を使う

はじめに

ちょっと前まで、Jestではimportが利用できませんでした。
理由はbabelでimportをトランスパイルする際にrequireに変換するのですが、そのときにいろいろ問題があったようです。
そのため、私の場合は、automockを利用して、モック不要なものだけをdontMockする、という面倒な手法を利用していました。
しかし、jestがトランスパイルする際に、jest.mockを特別扱いするように変わりました。
(参考：https://facebook.github.io/jest/docs/ja/manual-mocks.html#es-module-import)

使い方

普通に使うだけです。

app.ts

import { foo, bar } from "./utils";
export function foobar() {
  return `${foo()}${bar()}`;
}

utils.ts

export function foo() {
  return "foo";
}

export function bar() {
  return "bar";
}

app.test.ts

import { foo, bar } from "../utils";
import { foobar } from "../app";

jest.mock("../../utils"); // ここが重要。

describe("foobar", function() {
  beforeAll(() => {
    (bar as jest.Mock).mockReturnsValue("foo");
  });
  it("when util.foo returns foo, sould returns foofoo", function() {
    expect(foobar()).toEqual("foofoo");
  });
});

サンプルはこちら

以上です。よろしくお願いいたします。