LoginSignup
4
1

手動テストにもっと左手を使おう! 〜テスト実行も改善していこう〜

Posted at

こちらは「 ソフトウェアテストの小ネタのカレンダー | Advent Calendar 2023 - Qiita」25日目の記事です。前回は、honaminさんの「テストツールとエンジニアと私」でした。

ご挨拶

私は大トリを飾れる様な器ではないのですが、皆様の遠慮の塊でアドベントカレンダーの25日枠(クリスマスケーキでいうと真ん中の苺?)が余っていたで頂きました。
どうも、好きなものは最初に食べる派、@kojimula(コジムラ)です。いちおうWeb系のQAエンジニアやってます。

読者層の想定

さて、本記事を読んでくれる想定読者はソフトウェア開発のテストに関わる人(開発エンジニアやQAエンジニア)だと思っています。そして、テストに関わるといっても開発プロセスのどこでテストに関わり、どんなテストをしているかは様々だと思います。
なので、今回は読者の中で特に「実機を使って、テストケースを用いた手動テスト実行している人」に宛てて、私がやっている小ネタを紹介します。

要約

テストケースを用いた手動テスト実行中に、(特にテスト実行結果が期待値通りの場合は)左手デバイスを活用すると(テスト結果の記入時間を短縮できて)能率的になったよ!

背景説明

  • 私の現場では、実機のスマホ端末を使って自社開発アプリのリリース前に、新機能の機能テストやリグレッションテストを(主に)手動で行なっています。
    この時に用いるテストケースは、Googleスプレッドシートに集約されています。(各テスト項目毎にテスト操作や期待結果、結果入力欄などがある、よくある素朴なマトリクスです)
  • このテスト実行時、過去の私は「(利き手である)右手でスマホを操作 → 右手でパソコンのマウスを操作し、スプレッドシートにテスト結果を入力(プルダウンから選択) → 右手でスマホを操作」を繰り返していました。
    つまり、右手で操作するデバイスが「スマホ → マウス → スマホ → ..」と交互に切り替わっていました。
    ちなみに、左手は(頬杖をついてたりして)遊んでました。
  • 少しでも早くテスト実行を終わらせたかった私は、「右手はスマホを操作することに専念させ、テスト結果の入力は左手にやらせたい1」と思い立ち、そして左手で操作できる最高のデバイスを既に所有している事2に気づきました。
  • そのデバイスとは、Nintendo SwitchのJoy-Conです!
    (Joy-ConはBluetoothに対応しているので、パソコンと簡単に接続できます)

デバイスとツールの導入手順

以下、Joy-Conを左手デバイスとして使うための手順です。

私の設定

  • 参考情報?として、私の設定を晒しておきます。
    ご自身の使いやすい様にカスタマイズすると良いと思います。
    ScreenShot_20231225-160827.png ScreenShot_20231225-160835.png ScreenShot_20231225-160831.png

  • 補足

    • スプレッドシートの様な表計算ソフトじゃなくて、テスト管理ツールを使っている場合でもツールがキーボードショートカットに対応していれば応用できると思います。

Tips

終わりに

  • 如何でしたでしょうか?
    • 「テスト結果の手入力」みたいな作業はトイルなので1回1秒短縮するだけでも、チリツモで導入コストに見合う以上のリターンは得られるかなと思います。
      • 「俺の現場では〇〇だから、この方法は使えない!」と拒絶するよりも、「今よりも改善できる事はないか?」を問い続けて、取り入れようとする活動が大事だと思います。
    • そうして捻出できた時間をもっと価値のある行為に注ぎ込みましょう、良きテストライフを!

念の為のご注意

  • 業務でKeyMapperソフトに限らず外部ツールを使用する場合は、所属組織のソフトウェア運用ポリシーに違反しない事を確認しておくのが無難だと思います。
    また、Joy-Conを持っていると遊んでいる?と誤解されてしまうことも無きにしも非ずなので、Valueはちゃんとアピールしていきましょう。
  1. 「左手でスマホを操作したら良いのでは?」的なツッコミがくることは想定しているのですが、アドベントカレンダーの余白はそれ(理由)を書くには狭すぎる。

  2. 左手でマウスを操作しようともしましたが、すぐに諦めました。

4
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
4
1