Android 7.1 Nougat(APILevel 25)がリリースされるようですね。
http://android-developers.blogspot.jp/2016/10/android-71-developer-preview.html
いくつか機能が追加されるようですが、アプリのUXの向上に一役買いそうなApp shortcuts APIについて、どのように使えば良さそうなのか考えてみたいと思います。
App shortcuts APIとは
lets you surface key actions directly in the launcher and take your users deep into your app instantly.
You can create up to 5 shortcuts, either statically or dynamically.
英語が得意ではないのですが、surface key actionsをすることで、最大5つまでアプリ内のコンテンツへ直接遷移できる一覧を表示させることができるようです。公式ページの画像を見るとiOSの3D Touchのようなものでしょうか。
※実際にさわってないので、surface key actions というのがどういうアクションなのか・・・。
使い道
実際に使うとしたら、どういったコンテンツを置けばいいでしょうか。いくつか考えてみました。
オススメを表示
アプリで提供している機能の中で、オススメのものとか。例えば、LINEだと、スタンプショップ画面、友達追加画面、設定画面といったところでしょうか。
例えが悪いだけかもしれませんが、これらの画面はそんな頻度よく開くものでもないだろうし、わざわざショートカットを使わなくてもそんなに手間なく遷移できますね。
もし、頻度よく開く、かつ、遷移に手間だ、なんて場合は、今回のAPIで提供するのではなく、アプリ本体の導線をもう一度考えた方が良いかなと思います。
dynamicallyに表示
dynamicallyの特徴を使うとか。iOSの3D Touchと違って、動的に変更できるみたいです。ですので、例えば、最後に開いていた画面とか、使用頻度が高い画面、ユーザーに登録させた画面といったところでしょうか。
これは少しアリな気がしますね。ただ、ビューアーアプリといった階層を掘っていくアプリでしか本領が発揮しなさそうですし、たいていそういうアプリには履歴とかお気に入りがあるので、あまり効果は出ない気がします。
ゲーミフィケーション要素として表示
ゲーミフィケーション要素として使うとか。dynamicallyの特徴を活かして、ランダムに特典ページに飛べるショートカットが作成されるとか、利用状況に応じてバッジをつけてあげるとかでしょうか。
ウィジェット替わり
ウィジェットのように使うとか。もうショートカットでなくなっているのですが、例えばニュースアプリだと最新記事5件が出るとか、天気アプリだとそこに天気予報が出るとかでしょうか。
結局どうすればいいか
手を出さないのが一番。
あとは、dynamicallyがどこまで柔軟さを持っているかによるでしょうか。ショートカットを表示するさいに処理を走らせることができるのか、それともapp indexingのようにアプリを開いたタイミングで登録処理を走らせるのか。
もう少し様子見が必要かなと思います。
おわりに
Android 7.0ですらそんなに浸透している様子はなく、最近はiOSの機能を真似したのかなという機能を追加してる印象を受けてます。
Googleといえば、もう少しインテリジェンスに機能改善・追加をするイメージが強いのですが、ディープラーニングの台頭により人工知能に力を入れてスマホへはあまり力を入れなくなってきてるのかな。今は自動車とかIoTとか次のデバイスが出てますしね。
あと、ちらっと見た記憶だけですが、7.0が出るときにmulti windowはユーザーがもっとも求めていた機能の1つみたいだったのですが、リリースしてからユーザーの評価はどうなんでしょうか。まったくといっていいほど聞いたことがない。。。このmulti windowもiOSのマルチタスクの後追いですね。