はじめに
2024年6月20日、21日に行われた、AWS Summit2024に初参加してきました。
簡単にレポートをまとめます。
AWS Summitとは?
AWS Summit は、クラウドコンピューティングコミュニティが一堂に会して、アマゾン ウェブ サービス (AWS) に関して学習し、ベストプラクティスの共有や情報交換ができる、全てのクラウドでイノベーションを起こすことに興味がある皆様のためのイベントです。
幕張メッセのホール5つ分の面積の中に、10を超えるセッション会場とスポンサーブース、AWSを使った様々な開発事例などが展示されているAWS Village、AWS Certificateを持っている人だけが入れる「AWS 認定者ラウンジ」などコンテンツが盛りだくさんでした。
1日目
多くの人が幕張メッセを行く時に利用するであろう海浜幕張駅を使わずあえて総武線幕張本郷駅からバスを使って幕張メッセまで移動しました。
少し時間はかかることになると思いますが、東京駅での京葉線へのLongな乗り換えや、京葉線の電車の混み具合を考えると割とベターな選択肢だったのかなと思っています。
受付開始から30分ほど遅れて会場に到着。どうやら先着何名かにまい泉 or 塚田農場の弁当券配られていたらしかったのですが、すでに配り終わったあとらしく昼食をゲットすることはできませんでした。
自分が登録したセッションについてですが、自分は割と早めにSummitへの登録をしており、セッションを選び放題だったのでこのように予定をぱんぱんに詰めこんでいました。
しかし、スポンサーブースで配られているノベルティがすぐになくなってしまうのでは?と思い
まずはスポンサーブースを制覇することに、
ほとんど全て回りましたが、特にすごかったのはNewRelic
おそらくスポンサーの中で、一番のスタッフの人数が多く、それに比例してかお客さんの数も一番多かったように感じました。
NewRelicのTシャツはシンプルにオシャレで普段使いしたくなるほど、
そのほかにも
- スリーシェイクさんのブースで「スリーシェイクのセキュリティギャル」さんから自動脆弱性診断ツールのSecurifyについて話を聞いたり(URL入れるだけで脆弱性診断レポート作成してくれる!?)
- MongoDBさんのブースで、Mongo DBから特定のデータを抽出するクイズをしたり
- ElasticSearchのくじ引きで鹿のぬいぐるみいただいたり
など楽しんでいたら、いつの間にか15時を超えていた!?のでその日最初にして最後のセッションを聴きに行きました。
簡単に解説します。
(AWS-20)Japanese Only: IPv6 on AWS ~Public IPv4 アドレス削減に向けてできることできないこと~
Public IPv4 アドレスに対する料金体系の変更をきっかけにして、AWS での IPv6 の活用について改めて注目が集まっています。IPv6 on AWS のリファレンスアーキテクチャや IPv4 構成からの移行方法について解説すると共に、AWS のさまざまなサービスとの IPv6 対応状況もご紹介します。IPv6 へ移行することで果たしてコスト最適化が可能なのか、どこまで Public IPv4 アドレス削減に繋げることが可能なのか、IPv4 と IPv6 のデュアルスタック構成例、IPv6 Only の構成例の紹介をユースケースを通じてご説明します。
レポート
- IPv6に対応するために、ALBのDualStack化によってアプリケーションへの変更を最小限に抑えることが出来る
- アウトバウンドによるコスト削減のために、NAT gateway経由のアウトバウンド通信を減らしEgress-only Internet gatewayにオフロードすることでコストを最適化できる
セッション終了後は、幕張温泉 湯楽の里に行って存分リラックスしました。
東京湾を一望しながら温泉入れる穴場スポットです。天気のいい日には富士山も見えます。
2日目
二日目は前日より少し早くきたおかげで無事昼食券をもらうことができ、まい泉の弁当を食べることができました。
二日目に受けたセッションはこちら
Japanese Only: データ活用が組織のデジタルレジリエンスを高める!AWS と Splunk を活用した事例から学ぶ最新動向
プロダクトの新規リリースや機能追加が高速化している現代において、アプリケーションのデプロイが頻繁に行われることは珍しくありません。その一方で、デプロイの頻度を落とすことなく、プロダクトの価値をデリバリーするためには、デプロイが安全なものでなければいけません。本セッションでは、AWS コンテナサービスを例に、どのように安全なデプロイのプロセスを構築しアプリケーションをデリバリーしていくのか、いくつかのパターンをご紹介します。
このセッションについては業界が違いすぎて、自分には少し難しい内容でした。ただ、CNCF系のOSSがよく使われているなぁと言う印象でした。
Japanese Only: チームのつながりを Infrastructure as Code でデザインする
ソフトウェア開発においてチーム間のつながりが不適切だと、俊敏性が減少し、開発コストが増大します。チーム内においても、異なるスキルやモチベーションを持つメンバー間の壁を取り払うにはメカニズムが必要です。Infrastructure as Code (IaC) はアプリケーション全体の状態と開発者の意図を明確化するため、チームの共通言語としてコラボレーションの基点になります。このセッションでは、日本のソフトウェア開発の現場におけるチームトポロジーや認知負荷について検討し、ビジネス価値を迅速に提供できるチームを作るために AWS Cloud Development Kit (CDK) による IaC を戦略的に活用する方法を学びます。
フロント、バックエンド、インフラチームそれぞれが独立して機能するのではなくIaCの力によってチーム間の知識をある程度統一したものにしようという話でした。IaCは再現性の最も高いドキュメントだと再認識させられました。
Japanese Only: アーキテクチャ道場 2024!
アーキテクチャ道場が今年も帰ってきました!優れたアーキテクチャを設計するためのプラクティスを AWS のソリューションアーキテクトと一緒に学びましょう。このセッションでは、ソリューションアーキテクトがお題に沿って実際に設計したアーキテクチャをレビューしながら、アーキテクチャを設計する際の着眼点、良いアーキテクチャが備えている性質、モデリングの手法やデザインパターンなどを深堀り解説します。
与えられたお題に対してAWSのSAの方が、どのようにアーキテクチャ設計をしていくかを体系的にかつ論理的に話されていてとても勉強になりました。しかし普通にお題も難しく、内容を理解しきれなかった部分も多かったのでもっと勉強しなくちゃという気分になりました。AWS SAP取りたいモチベが上がった気がします。
セッションの合間には、AWS Villageをまわっていました。
また、Chaos Kittyというゲームも体験。ボタンを押すことでアプリケーション環境に何らかの障害が起き、それをマネコンを調査して解決していくというゲームでChaos Enginneringぽいものを体感できました。
その他にも、
- AWSのデータセンターの様子をVRで体験したり
- 大阪リージョンのブースで大阪リージョンについて激推しされたり
- Canonさんのボルメトリックビデオの技術について色々お話を伺ったり
- Pairsの顔認証のアーキテクチャについて教えていただいたり
と、とてもコンテンツ盛りだくさんでした!
終わりに
AWS Summit2024総じて楽しかったです!
もっと自分に知識があれば、より理解が深まったり、たくさんの方と議論できるようになれる、と思うとAWSについてより深く学びたいというモチベーションが爆上がりした二日間でした。
来年も参加します!