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Amazon CodeGuruを試してみた

Last updated at Posted at 2019-12-04

re:Invent 2019のKeynoteにて、続々新しいサービスが発表されていますが、自動コードレビュー/アプリケーション動作モニタリングのサービスが紹介されました。

スクリーンショット 2019-12-04 3.12.19.png

大きく2つのサービスがあるようですが、現状はJavaアプリにのみ対応しているようです。

CodeGuru Reviewer

今までのAWSのベストプラクティスや知見をもとに、GitHubやCodeCommitに登録されているアプリケーションのソースコードをレビューし、結果をPullRequestとして通知してくれるようです。

CodeGuru Profiler

Agentを仕込んでアプリケーションを動作させることで、CPU使用率や遅延などいくつかの項目から分析/可視化してくれ、さらにパフォーマンス問題がある場合には自動的にそれを識別し、修正方法を提案してくれるサービスのようです。

料金はそれなり、ご利用は計画的に

料金は「$0.75 per 100 lines of code scanned per month」とのこと。100ラインをスキャンさせていたら月額0.75ドル。それなりにかかりますね。値下げを期待。

使ってみた

CodeGuru Reviewer

手元に大したコードがないので、以前作成したDynamoDB Viewer用Javaアプリケーションを対象としてかけてみたいと思います。

スクリーンショット 2019-12-04 8.59.02.png

非常に簡単にGitHubと連携することができます。で、登録後しばらく待ちましたが特に通知などは来ず。FAQによると「指摘するものがないと通知もない」らしいです。使い方を誤ったのか指摘項目がなかったのかはわからず。。。

スクリーンショット 2019-12-04 8.59.11.png

CodeGuru Profiler

スクリーンショット 2019-12-04 8.58.22.png

こんな感じのDynamoDBをスキャンしてくれるWebアプリケーションを対象にプロファイリングしてみました。

pom.xmlとgradleファイルどちらかに追記が必要になりますが、上記のアプリはMavenでビルドしていたため、以下の項目追記が必要になりました。

repositoriesの定義
```xml

codeguru-profiler
codeguru-profiler
https://d1osg35nybn3tt.cloudfront.net


dependenciesの定義追加
```xml
        <dependency>
            <groupId>com.amazonaws</groupId>
            <artifactId>codeguru-profiler-java-agent</artifactId>
            <version>0.1.0</version>
        </dependency>

また、Mainメソッドに実装も必要になります。公式ページに追加する内容が書いてありますが、今回は以下の内容を追記しました。

import software.amazon.codeguruprofilerjavaagent.Profiler;


        new Profiler.Builder()
                .profilingGroupName("sample-profiling-group")
                .build().start();

この状態で実行してしばらく操作すると、以下のようなログが出力されました。

2019-12-04 08:48:25.781  INFO 38529 --- [Amazon-Profiler] s.a.c.ProfilingCommand                   : Attempting to report profile data: start=2019-12-03T23:43:24.789Z end=2019-12-03T23:48:25.781Z force=false memoryRefresh=false numberOfTimesSampled=301
2019-12-04 08:48:26.657  INFO 38529 --- [Amazon-Profiler] s.a.c.ProfilingCommand                   : Successfully reported profile
2019-12-04 08:53:28.626  INFO 38529 --- [Amazon-Profiler] s.a.c.ProfilingCommand                   : Attempting to report profile data: start=2019-12-03T23:48:28.300Z end=2019-12-03T23:53:28.625Z force=false memoryRefresh=false numberOfTimesSampled=300
2019-12-04 08:53:29.269  INFO 38529 --- [Amazon-Profiler] s.a.c.ProfilingCommand                   : Successfully reported profile
2019-12-04 08:58:31.283  INFO 38529 --- [Amazon-Profiler] s.a.c.ProfilingCommand                   : Attempting to report profile data: start=2019-12-03T23:53:31.011Z end=2019-12-03T23:58:31.283Z force=false memoryRefresh=false numberOfTimesSampled=300
2019-12-04 08:58:32.064  INFO 38529 --- [Amazon-Profiler] s.a.c.ProfilingCommand                   : Successfully reported profile
2019-12-04 09:03:33.529  INFO 38529 --- [Amazon-Profiler] s.a.c.ProfilingCommand                   : Attempting to report profile data: start=2019-12-03T23:58:33.396Z end=2019-12-04T00:03:33.528Z force=false memoryRefresh=false numberOfTimesSampled=300
2019-12-04 09:03:34.222  INFO 38529 --- [Amazon-Profiler] s.a.c.ProfilingCommand                   : Successfully reported profile

実際にCodeGuru Profilerを見に行くと、分析が始まっているようでした。

スクリーンショット 2019-12-04 8.59.29.png

ほとんどがorg.apacheなどのフレームワーク部分なので、これらを除外しないと実際の実装部分が見えないですね。

スクリーンショット 2019-12-04 8.59.34.png

いったん「org.apache.*」を除外設定すると、Spring Frameworkの内容は残っているものの、ある程度見える形にはなってきました。CPU使用率や遅延に関する情報が乗るようなので、これを確認しながらプロファイリングするようです。

スクリーンショット 2019-12-04 9.00.00.png

まとめ

大したアプリケーションではないので、AWSが載せているようなきちんとした分析はできませんでしたが、それでも簡単にProfilingの可視化やレビューをしてもらえるのはありがたいサービスです。とはいえ、料金も料金なので、ご利用は計画的に、ですね。

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