LoginSignup
24
15

More than 5 years have passed since last update.

Amazon Athenaを使ってみた

Last updated at Posted at 2016-11-30

AWS re:Invent 2016のキーノートにてAmazon Athenaが公開されたので、使ってみました。

Amazon Athenaとは

公式ページに詳しく載っていますが、簡単に言うとS3を標準SQLでクエリ可能にしたサービスです。

早速使ってみる

AWSコンソールログイン後のサービス一覧にはまだ追加されていませんでしたが、公式ページから使ってみます。

検索する

サービスに入るとsampledbがすでにセットされているので、まずは検索をかけてみます。

ログイン後の画面は完全にSQL管理画面ですね。
スクリーンショット 2016-11-30 9.29.07.png

すでにsampledbの中にelb_logsというテーブルがあるので、検索をかけてみます。

select * from elb_logs;

すぐ結果が返ってきました。素敵。

スクリーンショット 2016-11-30 9.31.10.png

ちなみにここまででS3にアクセスしてみたら、新しいバケットができていました。

スクリーンショット 2016-11-30 9.33.50.png

ほかにもいくつか試してみます。全部で何件あるのか確認。

select count(*) from elb_logs;

スクリーンショット 2016-11-30 10.15.56.png

backendprocessigntimeが0.2より大きいものを検索。

select * from elb_logs where backendprocessingtime > 0.2;

スクリーンショット 2016-11-30 10.23.55.png

カウント数は165件でしたので、無事絞り込めているようです。ちなみにデフォルトの最初の表示件数は99件のようです。スクロールすればもちろん動的に更新されていきますが。

テーブルを作成してみる

せっかくなので新しくテーブルを作成したいと思います。適当なcsvファイルが必要なようなので、以下のようなデータをS3に登録しておきます。

id, name, age, position
1, Yamada, 22, Member
2, Taro, 30, Project Leader
3, Sato, 27, Sub Leader
4, Ichiro, 46, Manager

DB、テーブルの作成

最初にデータベース名とテーブル名、S3のパスを書きます。説明が書いてあるのでS3のパスもどのようにかけばいいのか明確で使いやすいです。ちなみにすでにあるデータベースを使うこともできますし、新しい名前を書けば勝手に新しいデータベースを作成してくれます、これも素敵。
(DDLを見てみると「CREATE EXTERNAL TABLE IF NOT EXIST」となっていたので、仮にテーブルの重複作成をしようとしても防いでくれるようです。どういう動作をするのかまでは知りません。)

スクリーンショット 2016-11-30 9.32.25.png

形式の選択

S3に保存してあるデータの形式を選択します。今回はCSVを選択します。

スクリーンショット 2016-11-30 9.43.21.png

カラムの設定

それぞれのカラムの設定をします。ここでstringやintといったデータの型を選べるんですね。

スクリーンショット 2016-11-30 9.43.48.png

パーティションの設定

Athenaではパーティションという仮想カラムを設けることで、特定のカラム同士をグルーピングできるらしいです。詳しいことはこれから調べようと思います。

スクリーンショット 2016-11-30 9.51.46.png

テーブルの作成

ここまでくればテーブルが作成されます。

スクリーンショット 2016-11-30 10.04.52.png

作成したテーブルで検索してみる

一応きちんと検索できるのか、いくつかクエリを試してみます。

select * from sample_table;

スクリーンショット 2016-11-30 10.09.20.png

・・・やってみてわかることってありますよね。csvファイルにヘッダいらないのか。そういえば途中でヘッダ用意してたな。。。まぁとはいえ、無事検索はできました。(ちなみに型に合わないデータは表示されないんですね。idとagegはint型で定義していたので、検索結果が空になったようです)

所感

使ってみた感じとしては、かなり可能性を感じさせる使いやすさとレスポンスでした。これは期待ですよ!
他にもクエリの保存とか履歴とか色々と機能がありそうなので、またいじってみたいと思います。

おまけ

もしテーブル作成時にこんな画面になったら、テーブル名とか疑ってみてください。うっかりテーブル名に「-」(ハイフン)を入れて作ろうとしてしまい、入力時には特にバリデーションで弾かれなかったので気づきませんでした。

スクリーンショット 2016-11-30 9.55.50.png

あとはいくつかリンク切れのページがあったりもしましたが、すぐに対応されるかと思います。

何はともあれ今後に期待です。

24
15
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
24
15