EC2のライフサイクルマネージャーを使うと、スナップショットを定期的に作成することができます。設定方法と復元方法の手順を解説します。
流れ的には
(1) ライフサイクルマネージャーでスナップショットを作成
(2) スナップショットからAMIを作成、AMIからEC2を作成
となります。
急に言われても無理なので事前に練習しておきましょう。
手順
(1) EC2インスタンス
今回のケースはWindowsのインスタンスで、Cドライブ30GB、Dドライブ40GBを使います。
(2) ライフサイクルポリシーを作成
(3) ポリシータイプを選択
(4) ステップ 1 設定を指定
タグ名と値を入れます。EC2 にこのタグを登録するとスナップショットが作成されます。
例:Ec2Backup 1
例では値を 1 にしているので 0 や 2 では動作しません。
(5) ステップ 2 スケジュールを設定
毎日・毎週の時間を設定します。UTCなので日本時間23時だと14:00です。
保持タイプでいくつ残すかを指定することができます。
時間になると1時間以内にスナップショットが作成されます。実際40分後に作成されました。保持タイプの削除もタイムラグがあります。
(6) スナップショットの確認
時間を過ぎるとスナップショットが作成されます。
1時間くらいのタイムラグがあるので落ち着きましょう。
(7) スナップショットからAMIイメージの作成
(8) AMIイメージの作成
今回はCドライブとDドライブが必要です。DドライブのスナップショットIDを追加します。事前にメモを取っておいてください。
(9) AMIの起動からEC2の作成
ポイントをおさらい
- EC2ライフサイクルマネージャーを使うとEC2のスナップショットを作成できます。
- 毎日毎週、時間、保持数を指定できます。
- 作成も自動削除も1時間くらいのタイムラグがあるので落ち着きましょう。
- スナップショットからAMIを作成してEC2です。
あとがき
古くからEC2 Windowsの実運用をしており、当時はライフサイクルマネージャーがなかったのでLambda python2.7で自動AMI作成を自作しました。Python2.7の終了と共に乗り換えました。便利になりました。