採用活動において
"いかにして相手の想像を掻き立てるか” は、採用において求職者と採用担当の両者において大切です。
せっかく応募いただいても、応募者の求めている職場環境や価値観にミスマッチだといけませんので、応募者の方に入社後の具体的なイメージを想像できる情報提供が必要でしょう。
採用を担当する側としても、お互いの条件面でフィットしそうな場合、次のステップとして深く想像します。
- どういうこだわりのある人だろう
- 何を求めているだろう
- 会社として期待に答えられるか
- 負担のある依頼をするとどんな反応だろう
- どういうときに嬉しい人だろう
- 既存メンバーとはどのようなコミュニケーションをとるだろう
出社から、ミーティング、一緒に業務を進める姿を想像します。
まるでイマジナリーフレンドのように。
私はこれまであまり就職活動らしい事をしてこなかったのですが、おそらく多くの採用担当も応募頂いた人の入社後のことをイメージするでしょうから、自分がもし転職活動をするとなった場合はこのあたりの想像をいかに掻き立てるか、不安を払拭するかを意識して面接に挑むと思います。
そういった意味でこのようにQiitaに考えを文章として落とし込むと普段どのようなことを考えている人かが相手にわかりやすくて良いかもしれませんね。
普段の業務においても
普段の生活や業務の中でも、相手が想像できるかはとても重要です。
いま取り組んでいる仕事のアウトプットがどうなるか、何が上がってくるか誰もわからない仕事は不安で仕方がありません。
それぞれのマイルストーンで、どのような事が発生し、どういう中間成果物ができあがるか、それはどのような目的で、どう効果を発揮して、最終的にどうなっていくかをイメージできなければいけません。
抽象的で前例がないプロジェクトの場合は、より具体的な部分まで落とし込むことは難しいかもしれませんが、少なくとも「このような道筋を我々は歩んでいくのだな」というストーリーは想像できる必要があります。
また、少しずつだったとしてもゴールに近づいているという感覚、きっとうまくいくと想像出来ることが大切です。
製品やサービスについても同じことが言えます。
これを導入すると生活がどのように豊かになるのだろう。
ここに行けば、どのような楽しい時間が過ごせるのだろう。
想像を掻き立て、気持ちを醸成します。
我々の仕事は、下記のように言えるかもしれません。
- チームメンバーの想像を掻き立てる
- 顧客の想像を掻き立てる
- 顧客の製品やサービスを利用するエンドユーザの想像を掻き立てる
これを実現するための能力がこれからを生きる力のひとつかもしれません。