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過去に読んだ本で、業務知識を得ることにつながった本をご紹介します。

THE MODEL

情報がよく整理されており、とても読みやすいです。
インサイドセールスや営業の人に特に良い本だと思いますが、MAツール導入の相談を受けたり、マーケティングの担当者と協業する機会が増えてきた今の時代ではエンジニア側も読んでおくと、自分の担当するスコープの前後で会社組織としてどのような動きがあるのかイメージできて良いでしょう。

ITエンジニアのための【業務知識】がわかる本 第5版

多くの知識は、明日必ず必要というものでもなく…「将来、必要になるかもしれないし、ならないかもしれない」…そんな感じのものです。よーく考えれば、だからこそストレスなく勉強できるし、必要になった時にあたふたしなくていいということなので、それ自体がメリットなのですが、ことモチベーションとなるとどうしても高まりません。しかも面白くない。本書を読んでいても全く笑えない(苦笑)。なので、資格取得を目標にするなどセルフコントロールが必要になります。

本の中で上記のように書かれているとおり、基本的に面白くなく、これまでの経験と関わりの薄い部分は読むのが辛い本です。
しかし、業務知識について広く知っておくべきだろうなと納得できる内容が網羅されています。

私は学生時代にピッキングのアルバイト経験があったので、倉庫内のマテハン機器の話などはこれまでの経験でとてもイメージしやすく理解が広がって面白く感じました。

IPAの資格対策以外にも、ベースとなる教養を得るために良い本だと思います。

書籍の中で、実際に工場見学できると良い、難しければバーチャル工場見学でもという旨の記載がありましたがバーチャル工場見学は子供向けのものが多いので、個人的にはテレ東の「知られざるガリバー~エクセレントカンパニーファイル~」がオススメです。

全図解 メーカーの仕事

これからはIT技術だけでなく、IT技術で何を解決するかの対象となるもの業務の理解がとても重要になるため、読んでみました。
ちなみにメーカー(製造業)の割合は2013年のデータでおおよそ2割だそうです。

image.png

出典: https://www.meti.go.jp/report/whitepaper/mono/2015/honbun_pdf/pdf/honbun01_02_01.pdf

前述の「ITエンジニアのための【業務知識】がわかる本」に比べると、比較的簡易な表現で文章がつくられており、図解も多くとても読みやすいです。
ページ分割も読み手に優しいように区切られており苦痛なく読み進めることができます。

ビジネスや問題解決の考え方はWeb制作であっても製造業であっても、共通部分が多いように感じました。

物流ABC(Activity Based Costing)は弊社が社内で取り組んでいる工数管理に通じる部分がありました。


実際には本で学べる範囲は表層部分だけですので、顧客へのヒアリングや対話しながら理解を進める必要があると思いますが、土台となる知識があるかどうかで自分や相手の負担が大きく変わりますので、基礎知識固めも重要だと思います。

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