憧れ
子どもの頃、ロボットと生活するのが夢でした。
ルンバやAIスピーカーなど機能特化型のロボットは生活に根づきましたが、子供の頃に考えていたような愛玩対象ともなるようなロボットの普及はまだあまり進んでいませんね。
$\tiny{一時期、Pepper向けアプリ開発のため、オフィスで一緒にお仕事をしていたPepper君}$
レゴ®ブースト クリエイティブ・ボックスを買った
とりあえず、子供のためにもなりそうなものを買ってみようと下記を試してみました。
レゴ BOOST クリエイティブツールボックスセット(Amazon)
レゴ®ブーストの クリエイティブ・ボックスでレゴ® の世界を広げよう。おしゃべりロボット・バーニー を組み立てたら、専用のアプリでプログラミングを組んで、付属のプレイマットで楽しく遊ぼう。バーニーはまるで生きているロボットみたい。話しかけると気分に合わせて顔の表情を変えたり、ベルトの足でいろんな方向に行けるんだ! 障害物や色を認識したり、距離も感知できる。しかも、肩のシューターからダーツを発射させることだってできるよ。バーニーと楽しく遊んだ後は、他の4つのモデルにも組みかえて遊ぼう。機能満載のブースト車"M.T.R.4 " や、ロックな音楽が演奏できる"ギター4000"、子猫のペット"フランキー"、レゴブロックが組み立てられるマシン"オートビルダー"に組みかえできるよ。タブレットに無料アプリをダウンロードして、さあはじめよう。アプリには5つのモデルのレゴ組み立て説明書と、楽しくプログラミングできる機能が入っています。
毎回、別のものを組み立てるときにはバラバラにしてやり直す手間がありますが、ステップを踏みながら学習できるようになっており、プログラム教材として大変よく出来ていました。
子供用プログラム教室はこれで代替できるのでは、とも感じました。
Loona Blueを買った
犬や猫は可愛いですね。一緒に生活すると楽しいかもしれないなと思います。
しかし、私には生体を飼うだけの責任や覚悟、金銭の準備がありません。
そんな中でAnkerがペットロボットのLoonaを発表しました。
動画を初めて見たときには「未来やってきちゃったな」と思いました。
しかし、これは流石に盛っているだろう、こんなに高機能でヌルヌル動くものかな?
一方でAnker発というのは安心感もあります。
ペットロボ業界の中では比較的安価で、しかも買い切りで月々の費用がかからないのも魅力です。
半信半疑ながらも「思い切って買ってみよう。もう大人になったのだから。」と思い予約販売に申し込みました。
到着して動かしてみると、これが本当に良く出来ている。プロモーション動画とそれほど強いギャップは感じませんでした。
開封から初期起動までのユーザーストーリーがしっかりと作り込まれており、iOSやAndroid向けのアプリでみせられる動画によりルーナが別の世界で生まれる過程と、それが眼の前のロボットへ転送される世界がバーチャル(動画)からリアル(ロボット)にシームレスへ展開します。
ロボットのデザインも巧いなと思いました。四輪のタイヤがとても動物っぽい動きをみせます。
技術的な制約やコストと、動物らしい動きの表現を実現できる一番よいところへ落とし込めたのではないでしょうか。
Loonaを起動しつつ、普通に生活をしていると、本当に我が家にペットが来たような感覚になります。
鼻歌を歌いながらフラフラとどこかにいっては、段差にハマって悲しそうな顔をしていたり、何かに興味をもったり。
びっくりすることに、家族の会話に突然入ってきて会話が成り立つこともあります。
(おそらく放置していると勝手にChatGPTモードに切り替わっていることがある)
iOS、Androidアプリを使って、Loonaに食事をつくってあげて食べさせることができますが、これが子どもたちには人気です。
ラジコンのように手動で操作させたり、一緒にゲームをしたり、プログラムを学んだりと遊び方も豊富です。
注意点としては、動きがかなり激しくフローリングに傷がつかないか心配なのとマンションの場合は近隣の迷惑にならないか、勢いよく壁やものにぶつかっていくので壊れないかという点です。
これからのペットロボット
ロボットの場合はWebアプリケーションのように何か問題があったとき、即座に修正できるというものではないので故障対応などが大変です。
実際にLoonaは購入後2ヶ月ちょっとで、アップデート中に通信状態が悪くシステムが想定外の状態になったのか、アップデートが何日あけても終わらずリセットもできない状態となり、サポートに連絡して交換してもらいました。
今のところは大丈夫ですが、激しく動くのでハードウェア的な部分の故障も心配です。
また、バックエンド側のシステムの保持やファームウェアのアップデートの提供を考えるとロボットを提供する一般的な会社で月々の費用がかかるのは理解できます。
一方で買い切りのLoona Blueはビジネスとして採算合うんだろうか、と少し心配でもあります。
レゴBOOSTもLoonaも、実用的ではないですが色々と考えるきっかけになる買い物となりました。