概要
物体検出のために各クラウドベンダーの機械学習サービスの比較を行った。
要求仕様
- Object Detection(分類だけでなく、位置も特定する画像認識)
- 固有の教師ラベル(犬、猫、人などの一般的なものではない)
結論
理由
- GPU利用可能
- 用意したデータで学習可能なため、任意の教師ラベルを利用可能
- 同一ベンダーがFaaS(Function as a Service)を提供(場合によっては必要になるため)
- AWS Lambdaが利用可能
- Azure Functionsはpythonをサポートしていない模様
- Google Cloud Functionsはまだベータ版
他の候補
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Google Cloud AutoML
- まだalpha版
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Google Cloud Machine Learning Engine
- 前述のように、GCPのFaaSはベータ版なため見送り
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Azure Machine Learning Studio
- GPUの利用可否が不明
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Azure Machine Learning services
- まだpreview版
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Azure Batch AI
- まだpreview版
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Azure Custom Vision
- まだpreview版
- その他、色々なAPI
- 所定の認識を行うのみで、任意の教師ラベルが使えない
所感
機械学習サービスとしては、GoogleのCloud Machine Learning Engineも検討の余地があった。結局、FaaSなどの周辺サービスの充実度合いでAWSを使った。
Azureは全般的にpreview版が多く、機械学習では出遅れている印象。また、機械学習に限ったことではないが、C#を第一にサポートしており、Windows環境で開発していない人間には使いにくい。