この記事はニッセイ情報テクノロジーPS事業推進室アドベントカレンダー2024の15日目の記事になります。
前回のアドベントカレンダーで、アジャイルを学習するためのお勧めの動画を紹介しましたが、紹介に加えて、自動で動画をレコメンドしてくれるサービスを作ったので、どんなサービスか、どのように作成したのかを紹介します。
サービス内容について
「チエノワ(知映の環)」というサービスで、無料で公開しているカンファレンスの動画を紹介してくれるサービスとなります。
現在はScrumTokyoチャンネルのアジャイル関連のカンファレンス動画を紹介する機能となっており、PO,SM,Dev向けの動画をそれぞれランダムに選んでくれるというものです。
現在対象となる動画を続々追加中ですので、使っていただきフィードバックがあれば連絡いただけると非常にうれしいです。
つくるきっかけ
プロジェクトは、開発者2人、スクラムマスター、PO(私)という体制で進めていて、全員兼務で他のプロジェクトも実施しながら回しています。
開発者2名が他のプロジェクトの関係で週に4日間タスクが空くというのが実施のきっかけでした。今後の状況も不透明でこの先いつ埋まるかわからない状態のため、流動的に実施できて楽しいことをやりたいという事で、私が作りたいサービスを作らないかと持ち掛けて、企画が始まりました。
わりと突貫で決まった内容な為、企画構想を1日で、その後デイリースプリントという形で、毎日計画~レビューまで実施しています。
これが最初につくった仮説キャンバスになります。
「社内外を繋いで学習する文化を形成する」という常々考えているテーマでサービスを検討しています。(評価指標より下の部分は、ビジネスを考えていないので、雑です・・・)
もちろんインセプションデッキも作成しています。下記は作成した「我々はなぜここにいるのか」になります。
このプロジェクトは、他のプロジェクトの状況次第で、途中、止まってしまう可能性もあるので、流動的に実施することを大事にしつつ、文化祭のノリで進めようという事にしています。
そのため「1dayスプリント」を採用し、今までにやったことないやり方で実験的に進めることを重視しています。
次は「やらないことリスト」です。
「やらないことリスト」は皆でやりたい事をあげ、その後で、やりたい事とやらないことを上記マトリクス(やらないことリスト)に配置することで認識を合わせるようにしています。
1dayスプリント
我々は1dayスプリントという事で、朝15分でプランニング、夕方30分でレビュー+レトロという形で進めています。
色々と試行錯誤しながらの状態ですが、メンバーがこじんまりとしていて意思決定が早く済むのととりあえず毎日何らかのサービスを上げて、積極的にフィードバックをもらおうという形でやっていて楽しく進められています。サービス自体がライトなので非常にマッチしていると思います。
実施してみて、毎日のゴール設定が、その日のモチベーションやレビューの盛り上がりにつながるのでゴール設定大事だと改めて感じています。ゴール設定についてはスクフェス大阪2024の「「+JOY」はじめは熱々だったはずなのにだんだん硬くて冷たくなっていく目標に血を通わせる工夫」を参考にゴールとJOYという形で考えています。
気後れするような高いゴールを設定しようと思いつつ、実際は日和って出来ることを上げがちですが、毎日ゴール設定が必要なので非常に良い練習になると感じています。(下記は具体的なゴールの事例です)
GOAL:デザイン対応の内容が本番に反映できていて、良くなったことが確認できている
JOY:デザインの改善についてデザイナーさん無でも自分達でも一定出来る!ラボのメンバーにフィードバックを受けたカイゼン結果をアナウンス出来る
というわけでサービス内容や、実施している内容の紹介でした。12月中にSCRUMTOKYOの全動画を載せられると思いますし、12月中にもう少し使用者を意識した機能追加をできればと思っています。
読んでいただきありがとうございます。是非サービス見てもらってお気に入りの動画見つけてもらったり、フィードバックをもらえると嬉しいです。