#ポートフォワーディングとは
ポート毎に接続先の仮想マシンを変える場合などに、ポートと接続する仮想マシンを指定して紐付けします。
Dockerでは、イメージからコンテナを立ち上げる時にポートを指定することができます。
#Dockerにおけるポートフォワーディング
前述の通り、コンテナを立ち上げる際にポートを指定できます。
$ docker pull nginx
$ docker run --name mynginx -d -p 8080:80 nginx
以上では、nginxイメージをPullしてきて、mynginx
というコンテナ名でデーモンとしてバックグラウンドで起動しています。
-p
オプションでポートフォワーディングの設定をしています。
docker ps
コマンドでポートフォワーディングが設定されていることが確認できます。
$ docker ps
CONTAINER ID IMAGE COMMAND CREATED STATUS PORTS NAMES
7----------b nginx "/docker-entrypoint.…" 5 minutes ago Up 5 minutes 0.0.0.0:8080->80/tcp mynginx
#curlでアクセスしてみる
curl
コマンドで、localhostの8080番にアクセスしてみます。
以下のようなレスポンスが返ってきます。
$ curl http://localhost:8080
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>Welcome to nginx!</title>
<style>
body {
width: 35em;
margin: 0 auto;
font-family: Tahoma, Verdana, Arial, sans-serif;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>Welcome to nginx!</h1>
<p>If you see this page, the nginx web server is successfully installed and
working. Further configuration is required.</p>
<p>For online documentation and support please refer to
<a href="http://nginx.org/">nginx.org</a>.<br/>
Commercial support is available at
<a href="http://nginx.com/">nginx.com</a>.</p>
<p><em>Thank you for using nginx.</em></p>
</body>
</html>
#どのようなアクセスが発生したのか
なぜアクセスができたのかを振り返ってみたいと思います。
コンテナを立ち上げる際にホスト側のポートを指定しました。コンテナ側は、WEBサーバ(nginx)をコンテナ内に立ち上げるために80(HTTP)
を指定しています。
ホスト側のポートは基本的になんでもOKですが、コンフリクトが起きてしまうとアクセスができないことに注意して設定しましょう。
$ docker run --name mynginx -d -p 8080:80 nginx
先ほど記載をした以上の設定では、ホスト側の8080ポートにアクセスが来た際に、nginxコンテナの80ポートへフォワーディングする設定となっています。図で示すと以下のような形です。
(参照先:https://tech-lab.sios.jp/archives/19073)
#最後に
Dockerコンテナにおいて、ポートフォワーディングの設定を行う際は
docker container ps
コマンドでホスト側で既に設定されているポートを確認してから設定するようにした方がいいですね。