はじめに
前回、windowsでのterraformのインストール方法を記事にして、terraformをインストールできましたので、次は実際にいじってみるぞということでGoogle Cloudを触ろうとしたところ、ほかに準備することがありましたので記載します。
terraformの公式ページを見ながら記載していきます。
適宜補足など入れられたらと思っていますが、公式ページを見たほうが早いかもしれません。
また、Google Cloudで使えるコンソール(Cloud Shell)を使う場合は、また手順が異なります。
別途記事にしますが、Cloud Shellの場合はこちら(公式ページ)で実施します。
対象読者
- terraformをwindows端末で触り始めた人(私もですが…)
- Google Cloudをterraformで触りたい人
本記事のゴール
- 自身の端末に入っているterraformでGoogle Cloudを触る準備ができる
準備物
Google Cloudをterraformから操作するためには以下のものが必要となります。
- terraform
- Google Account and Google Cloud Console(自身のProject)
- Google CloudのProject ID
- Google Cloud CLI(gcloud)
準備
1. terraform
こちらは、私の記事ですが、terraformのインストール方法を以下に記載していますので、そちらを参考にインストールしてください。
2. Google Account and Google Cloud Console(自身のProject)
ご自身のGoogle AccountやConsoleがあるかどうかはGoogle CloudのConsoleを起動すればわかります。
この際に、Google Accountがない場合は以下を参考にGoogleアカウントを作成してください(公式ページです)。
Googleアカウントがあるけど、Google Cloudを触ったことがないという場合には、以下から登録ができます。
初めて登録した人には最初にいくらか使える無料枠がプレゼントされます。
注意
インフラ費用の「お支払い方法」として、クレジットカードの登録が必要になります。
適切に作業を行えば課金は発生しないはずですが、不安だという方はコスト通知を設定しておけば、気づくことができます。
※このコスト通知は無料で設定可能です。
3. Google CloudのProject ID
Google CloudのProject IDはConsoleを起動したトップページに記載されています。以下の画像部分のオレンジ枠の箇所にProject IDが記載されています。
注意
このProject IDを他人に開示したり、記事などで見せないほうがいいです。
認証の設定などを間違えていて誰でもリソース作成可能状態になってたり、それに準ずる脆弱性が見つかった場合は悪用されて高額な請求がされたりする可能性があります(多分)。
4. Google Cloud CLI(gcloud)
以下のURLを参考にgcloud CLIをインストールします。
Google Cloud CLIとは
Google Cloudのリソースの作成と管理を行うための一連のツールです。
Google CloudのコンソールのGUIで実施していることと同様のことが可能です。
(一部の操作はこのGoogle Cloud CLIを使わないとできないものがあります。)
4.1. Google Cloud CLIの初期化
Google Cloud CLIをインストールしただけでは、Google Cloudのプロジェクトを使うための設定ができていませんので、初期化を実施します。初期化は以下のURLを参考に実施します。
4.2. TerraformがGoogle Cloud CLIを使えるようにする
ここから、TerraformがGoogle Cloud CLIを使えるようにする用の認証情報を取得します。
認証情報の取得は以下のURLを参考にして実施します。
ここまでくるとterraformでGoogle Cloudを操作することが可能になります。
実際にリソースを作成するのは別の記事で実施したいと思います。