なぜ Cloud Assist Investigations を調べようと思ったのか
今年もラスベガスで、Google Cloud Next 25 が開催されました。私はオンラインでの参加ということで、Opening Keynote および Developer Keynote を視聴しました。Keynote では、AI に関するたくさんの新機能が発表されており、映像からも Mandalay Bay の会場の熱気が伝わってきました。
個人的には vertex AI の generative media models や Sphere で上映されるオズの魔法使いのトピックに興味が湧いた一方で、Developer Keynote のデモの中で気になる機能がありました。Cloud Investigations です。
Devlopeer Keynote で、Agentspace のプレゼンターの方がデモを実施するのですが、Agentのバグによってデモが中断してしまいます。その時に Cloud Investigasions を使って鮮やかにトラブルシューティングをしていました。Cloud Logging のエラー箇所から Cloud Investigations を起動してレポートを作成し、エラー原因の特定とデバッグをしていました。
Developer Keynote の 27:42 あたりから見ることができます。
少しだけ調べてみる
Cloud Investigations についてもう少し調べたいと思って検索したところ、Google Cloud の公式ドキュメントが存在しましたので紹介したいと思います。
公式ドキュメントでは、Cloud Assist Investigations という名称で、Gemini Cloud Assist に含まれる機能のようです。
ざっくりとしたイメージとしては、トラブルシューティングをサポートしてくれるツールで、
・ログメッセージやマネージドサービス( GKE や Dataproc など)などから調査を開始できる。
・調査では、根本原因の特定と問題の解決に役立つトラブルシューティング手順や修正方法が提示される。
・追加のサポートが必要な場合は、調査内容をGoogle Cloud サポートケースに転送できる。
とのことです。
得られるメリットとしては、トラブルが解決するまでの時間の短縮と労力を最小限に抑えられる、とのことで、大変気になる機能です。
まとめ
Cloud Assist Investigations を使うことで、トラブル発生から解決までの時間と労力を最小限にすることできるかもしれないと考えると、期待に胸が膨らみます。
現在はプレビューであり、実際に使ってみるには Gemini Cloud Assist Trusted Tester プログラムに参加が必要とのことで、使えるようになる日が楽しみです。