DllNotFoundException: FirebaseCppApp-12_2_1
エラーと実機テストでの解決法
Firebaseを導入したUnityプロジェクトで、macOSのUnityエディタ上で DllNotFoundException: FirebaseCppApp-12_2_1
というエラーが発生し、Firebase関連の機能が正しく動作しない問題に直面しました。しかし、Windows環境や実機でのテストでは正常に動作することが確認できたため、この問題の原因と解決方法を時系列に沿って解説します。
1. エラー発生:DllNotFoundException: FirebaseCppApp-12_2_1
macOSのUnityエディタでFirebaseを導入したプロジェクトを実行した際、以下のエラーメッセージが発生しました。
DllNotFoundException: FirebaseCppApp-12_2_1
このエラーは、FirebaseのネイティブライブラリがmacOS環境で正しく読み込まれず、Firebaseの機能が使用できない状態を引き起こしていました。
2. Windows環境での動作確認
問題の特定を進めるため、同じプロジェクトをWindows環境で実行しました。結果、Firebaseは問題なく動作し、エラーも発生しませんでした。これにより、問題がmacOS特有のものであることが明確になりました。
3. macOSのバージョンアップ
macOSのバージョンが原因かもしれないと考え、最新の「macOS Sonoma 14.7」にアップデートしました。しかし、アップデート後もエラーは解消されず、引き続きmacOSのUnityエディタでのみ問題が発生しました。
4. セキュリティ設定の確認
macOSのセキュリティ設定により、Firebaseのライブラリがブロックされている可能性があるため、「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」を確認しましたが、ブロックされている項目は表示されず、特定の設定による解決はできませんでした。
5. 実機テストによる確認
macOSのUnityエディタで問題が解決しなかったため、実機での動作を確認しました。iOSやAndroidデバイスにビルドしてテストしたところ、実機ではFirebaseが正常に動作することが確認されました。この結果から、macOSエディタ上での問題は実機には影響しないことが分かり、開発の方向性が明確になりました。
6. 結論: 実機で問題なし
最終的に、macOSのUnityエディタで発生する DllNotFoundException: FirebaseCppApp-12_2_1
エラーは実機には影響せず、ビルドしたアプリケーションは実機で正しく動作することが確認されました。今後は、開発においてmacOSのエディタ問題に固執せず、実機でのテストを中心に進めることでFirebase機能を正常に活用できることが分かりました。
最後に
今回のエラーは、macOSのUnityエディタに特有の問題であり、根本的な解決には至っていません。しかし、実機での動作が確認できたため、とりあえず開発を進める上では問題ありません。macOSのUnityエディタでは引き続きエラーが発生する可能性がありますが、実機でのテストを重視しながら開発を進めることで、Firebaseを利用したアプリケーション開発は問題なく行えることが分かりました。今後、エディタ上での問題が解消されれば理想的ですが、現状では実機での動作確認が最も確実な解決策と言えます。