0. 概要
Android アプリの審査で「否承認」にされたときにやったことをメモとして残しておきます。
1. 審査提出したら否承認のメールがきた
既にストアに公開している Android アプリを更新しようと思い、いつもどおり aab ファイルを作り
Google Play Console からポチポチと審査提出したところ、
ご対応のお願い: Google Play のポリシーをアプリが遵守していません
こんな件名のメールがきました。
以下はメールのスクリーンショットです。
2. 今回の修正内容が原因なのか調査
メールの内容から 広告の不正行為 の指摘だったのですが、今回リリースしようとしたバージョンの修正内容には広告に関連するものは含まれてませんでした。
広告の不正行為 の内容を確認しても思い当たる節がなかったので、本当に今回の修正内容が悪さしているのか、
はたまた既存の処理の中に悪さしているコードがあるのかを調べるために、現在ストアに公開されているバージョンと
まったく同じ状態の aab を審査提出してみました。
すると結果は変わらず、広告の不正行為の指摘で否承認とされてしまいました。
3. 異議を申し立てた
メールの下の方に
とあったので「ポリシー サポートチーム」のリンクからお問い合わせすることにしました。
「ポリシー サポートチーム」のリンクをクリックすると以下の画面が表示されました。
(スクリーンショット用にすべて未入力にしてますが初期値が設定されている項目もありました。)
アプリを再度有効にすべきとお考えの理由
に以下の内容を入力し送信しました。
広告の不正行為
https://support.google.com/googleplay/android-developer/answer/9969955
上記ページを参照しながら実装を確認いたしましたが思い当たる節がございませんでした。
どの実装がポリシー違反になったのか原因を切り分けたかったので、
テスト的に現在公開されているバージョン x.x.x と全く同じ実装で審査提出したところ
結果は変わらず、「広告の不正行為に関するポリシーについて」が指摘され否承認となりました。
「承認されるもの」と「否承認になるもの」の2つがあれば、
両者の実装の差分から違反している箇所の調査もできるのですが
現状ですとどこから調査すれば良いのか検討もつかず、ご教授いただけますと幸いです。
ご確認のほどよろしくお願いいたします。
4. 異議申し立てが承認された
送信後すぐお問合わせ完了の自動送信メールがきて、数時間後には担当者と思われる方から
「調査いたしますので、しばらくお待ちいただきますようお願いいたします。」
とメールがきて、その 6日後
に以下のメールがきました。
ご担当者 様
お世話になっております。
大変長らくお待ちいただきありがとうございます。
お客様の異議申し立てが承認されました。Google Play にアプリを再度公開するために必要な追加の手順について、以下に詳しくご説明いたします。
必要な対応: [アプリ名 *****] をご送信ください
Google Play でアプリを公開するには、次の手順でアプリをもう一度送信していただく必要がございます。
1. Play Console にログインします。
2. アプリを選択します。
3. [ストアでの表示] > [メインのストアの掲載情報] を選択します。
4. [保存] をクリックします。
[保存] ボタンがグレー表示の場合は、ストアの掲載情報に小さな変更を加えるとボタンがアクティブになります。たとえば、アプリのタイトルの後ろにスペースを入れてから削除してみてください。ボタンが青色になったら、アップデートを送信していただけます。
なお AdMob パブリッシャーの方は、お手数ですが、広告配信を再度有効にするよう AdMob チームにお問い合わせいただく必要がございます。
アプリをもう一度公開する前に、すべてのデベロッパー プログラム ポリシーをアプリが遵守していることを再度ご確認ください。ご不明な点がございましたら、Play Console ヘルプセンターや Android デベロッパー ウェブサイトも、ご参照くださいますようお願いいたします。
5. リリースされた
「異議申し立てが承認されました」のメールを受信してさらに 2日後
にリリースされました。
ここまでこぎつけるのに実に 10日
もかかりました…
Google Play Console に
とあるので仕方ない部分もあると思いますが、、、
せめて「否承認」とされてしまった理由を教えてほしかったところですね。
(聞いても教えてくれなかった)
何はともあれ無事にリリースできてよかったです。
もし同じように否承認で困っている方は異議申し立てをしてみるのも良いかもしれません。
(もちろん指摘内容に違反していないことを確認した上で)