はじめに
「記号を使うことで、効率的にフォルダ整理をしよう！」
「そのために、記号のソート順を知ろう！プログラミングにも活きるかもしれないし。」
という記事です。
数字によるフォルダ整理の欠点
フォルダ整理術としてよく使われるのが、
00_やること
01_仕事
02_買い物
のように、頭に数字をつけることで順番を整理するというものです。
とても良いやり方なのですが、以下の欠点があります。
- 「新しく追加する際に番号を変える・考え直す手間」
- 「入力の手間（3文字の入力・番号を考える手間）」
- 「特定のファイル・フォルダだけに適用する」というケースに不向き
例：記号が優先されてしまう。かといって全部に番号を振るのは・・・【後回し】やること2 【重要】やること1 0_やることリスト やること3 やること4
解決方法
「最優先される記号」を知ることで、「どの記号よりも優先する」ことができます。
それはずばり、!です。
!やることリスト
【後回し】やること2
【重要】やること1
やること3
やること4
⚠️注意：!は半角であることが条件です。
!が最優先されるケース
実は、採用されているソートシステム・文字コードによります。
ただ、多くの場合で「ASCIIで定義された記号」を最優先で表示します。
カスタムソートを適用した場合、または特定のロケール設定で動作するアプリケーションでは、標準的なASCIIソート順とは異なる結果が得られることがあります。
しかし、これらはユーザーが明示的にソートルールを変更した場合や、特殊な環境設定下での話であり、ほとんどの標準的な設定では!はASCII文字の中で最も低いコードポイントを持ち、ソート時に最初に来ることが多いです。（ChatGPT-4）
ASCIIの記号に限った場合、以下の順になります。
全角の記号や、特殊記号はこの後に続くケースがほとんどでしょう。
'!', '"', '#', '$', '%', '&', "'", '(', ')', '*', '+', ',', '-', '.', '/', ':', ';', '<', '=', '>', '?', '@', '[', '\', ']', '^', '_', '`', '{', '|', '}', '~'
余談：ASCII全体のソート
' ', '!', '"', '#', '$', '%', '&', "'", '(', ')', '*', '+', ',', '-', '.', '/', '0', '1', '2', '3', '4', '5', '6', '7', '8', '9', ':', ';', '<', '=', '>', '?', '@', 'A', 'B', 'C', 'D', 'E', 'F', 'G', 'H', 'I', 'J', 'K', 'L', 'M', 'N', 'O', 'P', 'Q', 'R', 'S', 'T', 'U', 'V', 'W', 'X', 'Y', 'Z', '[', '\\', ']', '^', '_', '`', 'a', 'b', 'c', 'd', 'e', 'f', 'g', 'h', 'i', 'j', 'k', 'l', 'm', 'n', 'o', 'p', 'q', 'r', 's', 't', 'u', 'v', 'w', 'x', 'y', 'z', '{', '|', '}', '~'
ASCIIに基づいてソートするとこの順になります。
数字やアルファベットが、一部の記号より優先されています。
実際はこの順ではなく、アプリケーションによって「記号優先・次に数字・その次にアルファベット」になっていることが多いです。
おわり
なお、これを思い立った理由であるKindleの並び替え問題は解決していません😇
Kindleは特殊な並び替えをしているようだ・・・
全く話は変わりますが、
スペイン語は感嘆や疑問で、特殊な記号を頭につけるんですよね。
¡Hola!(こんにちは！)とか。
言語特有のsort問題があったりするのかな・・・
参考
ChatGPT-4