はじめに
Railsガイドでわからなかった語句シリーズです。
「マイグレーションではRubyのDSLが使われているので・・・」
DSL?何?
DSLとは
DSL(Domain-Specific Language)は、特定のアプリケーションドメインに特化したプログラミング言語です。これらの言語は、一般的なプログラミング言語とは異なり、特定の種類の問題やタスクを扱うために設計されています。DSLの目的は、特定のドメインにおいて、より効率的かつ直感的にプログラミングすることを可能にすることです。
DSLには大きく分けて2種類あります:
内部DSL(Internal DSLs):これは既存のプログラミング言語に基づいて構築され、その言語の構文と機能を活用します。例えば、RubyやPythonで書かれたDSLがこれに該当します。
外部DSL(External DSLs):これらは独自の構文を持ち、特定のドメインの問題を解決するためにゼロから設計されます。SQL(データベースの問い合わせ言語)やHTML(ウェブページのマークアップ言語)は外部DSLの例です。
DSLの利点は、特定のドメインにおいて効率的かつ効果的なプログラミングを可能にすることです。これにより、開発者はそのドメインに固有の問題に集中し、より簡潔で理解しやすいコードを書くことができます。しかし、DSLはその特定の用途に限定されているため、一般的なプログラミング言語と比べると汎用性には欠けます。
GPLとは
DSL(ドメイン固有言語)の対となる言葉としては、GPL(General-Purpose Language)、つまり汎用プログラミング言語が挙げられます。
汎用プログラミング言語は、特定のドメインやタスクに特化しているわけではなく、あらゆる種類のプログラミング作業に適用可能な言語です。これらの言語は、多様な問題を解決するために設計されており、幅広い用途に使用できます。代表的な汎用プログラミング言語には、Python、Java、C、C++、JavaScriptなどがあります。
要約すると、DSLは特定のドメインに特化しているのに対し、GPLは幅広い用途に使用できる汎用性の高いプログラミング言語です。
おわり
分類を知ると、体系的に理解が進むので楽しいですね。