はじめに
.zshrc
を編集して、macのターミナルを便利にしましょう。
.zshrc
の設定手順
1. エディタで.zshrc
を開く
好きなやり方で大丈夫です。
.zshrc
はホームディレクトリ直下にあります。
すでにある場合も、新しく作る場合も、以下のコマンドを実行すれば大丈夫です。
(vim
など、他のエディタを使いたい方はそれを使って大丈夫です。)
【macOS に入っているnanoエディタで開く】
% nano ~/.zshrc
【VSCodeで開く(コマンド設定が必要)】
% code ~/.zshrc
2. .zshrc
の設定
こちらの記事の内容が非常に良いです。補完が超強化されます。
zsh で git コマンドの補完を有効にする · GitHub
-
git
のブランチの自動補完 - オプションのリストを表示・補完など・・・
コードブロックの中身をコピペで大丈夫です。
fpath=($(brew --prefix)/share/zsh/site-functions $fpath)
# 補完機能を有効にする
autoload -Uz compinit
compinit -u
# 補完候補に色つける
autoload -U colors
colors
zstyle ':completion:*' list-colors "${LS_COLORS}"
# 単語の入力途中でもTab補完を有効化
setopt complete_in_word
# 補完候補をハイライト
zstyle ':completion:*:default' menu select=1
# キャッシュの利用による補完の高速化
zstyle ':completion::complete:*' use-cache true
# 大文字、小文字を区別せず補完する
zstyle ':completion:*' matcher-list 'm:{a-z}={A-Z}'
# 補完リストの表示間隔を狭くする
setopt list_packed
# コマンドの打ち間違いを指摘してくれる
setopt correct
SPROMPT="correct: $RED%R$DEFAULT -> $GREEN%r$DEFAULT ? [Yes/No/Abort/Edit] => "
他にも、「コマンドに別名をつける」「常に指定したオプションで実行する」こともできます。
-
docker compose exec web bash
コマンドにdwbash
という別名をつける -
ls
コマンドを常に-hlGF
オプションで実行 -
rm
コマンドを実行時(削除時)、常に確認が入るように変更
# 別名(エイリアス)を設定
alias dwbash='docker compose exec web bash'
# 別名(エイリアス)でコマンドを上書き
alias ls='ls -hlGF'
alias rm='rm -i'
ちなみに .zshrc
とは
Z shell (zsh)の実行(run)コマンド(command)の略です。
「zshを起動した時に読み込まれるコマンド」といったイメージ。
zshとは
2024/04現在 macOSのログインシェル(デフォルトで起動されるシェル)です。
zshとは
シェルの種類のひとつ
であり自称「最強」のシェル
です。
rc
の由来
runcom
というのが由来のようです。
おわりに
みなさんのターミナルがより便利になったら嬉しいです!
さて、次は何を書こうかしら・・・
参考
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