What's DCEVM

Java実行中に動的にコードを差し替えるためのJVMの拡張。
HotSwapAgentと組み合わせて、アプリケーションを再起動することなしにコードの変更を反映することができる。

IntelliJのプラグインがあるのでそれと合わせて使う方法を書きます

他のHot Swapツールとの比較

Javaを再起動せずにソースコードの変更を反映する方法はいろいろある

クラスの構成に変更がなければ動的に差し替えられる。
が、変更があったときには差し替えられない（メソッドが増えた、名前が変わった、pricvate→publicにした、など）

最強。だけどお値段が高い

開発が止まっている

親クラスやインターフェースの変更以外は差し替えられる

DCEVMはすべてのバージョンのJDKに対応しているわけではない。
現在（2018/5/22）対応している最新のバージョンはJava 8u152なのでこのバージョンのJavaをダウンロードしてインストール

ここからダウンロードできる。が、過去のJDKをダウンロードするにはユーザ登録が必要。
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/java-archive-javase8-2177648.html

https://github.com/dcevm/dcevm/releases/ からDCEVM-8u152-installer.jarをダウンロード。

管理者権限で起動

sudo java -jar DCEVM-8u152-installer.jar

Add instration directory...をクリックし、JDKのディレクトリを開く
1で開いたJDKを選択し、Install DCEVM as altjvmをクリック

出典: https://github.com/dmitry-zhuravlev/hotswap-agent-intellij-plugin#dcevm-installation

「HotSwapAgent」で検索してInstallをクリック。インストール完了後IntelliJを再起動

File → Project Structure...を開き、Project SDKのNew...→JDKをクリックし、↑でインストールしたJDKを選択

Preferences→Tools→HotSwapAgent
HotSwapAgentを有効にする起動設定にチェックを入れる

ついでにHotSwapが有効になっていることを確認

Javaアプリケーション立ち上げる（デバッグ起動）とHOTSWAP AGENTのログが出る。

この状態でコードを変更し、コンパイルすると、アプリケーションを再起動しなくても即時に反映される。