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Google Cloudの資格をほぼ1ヶ月で全制覇した話

Last updated at Posted at 2022-10-01

はじめに

はじめまして!
とあるセキュリティエンジニアです。
約1ヶ月でGoogle Cloudのほぼ全ての資格を取得するという偉業(?)を達成したので皆さんにもその話をシェアしたいと思います。勉強法にも触れていますので、今後Google Cloud資格の取得を目指す方にとっての参考になると嬉しいです。

経歴

本題に入る前に、簡単に自分の経歴を載せておきます。

  • 2020年入社(新卒3年目)
    • 入社直後はネットワーク設計の部署(とある大手証券会社の大規模営業店ネットワークを設計)
    • 1年でセキュリティの部署に異動し、現在はゼロトラスト推進のプロジェクトに参画(今のロールはセキュリティエンジニア)
  • パブリッククラウドの業務経験は若干
  • APN ALL AWS Certifications Engineer 2022

パブクラ資格を取り始めたきっかけ

経歴を読んで、セキュリティエンジニアがなぜ?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。実は本当に欲しかった資格はCISSPやCCSPといったセキュリティの資格だったのですが、これらは個人受験のハードルが高いです(受講費や受験料が高額)。なので、ひとまず自分の手を伸ばしやすいところでAWSの試験を受け始めたのが最初のきっかけです。そのままなんとなく受け続けているといつしかAWSを全制覇してしまい(?)、2022年のALL AWS Certifications Engineersにも選ばれています。

Google Cloud資格を取り始めたきっかけ

AWSの次の目標が欲しいなと思っていたところ、Google Cloud でクラウド二刀流エンジニアを目指すための「早わかり集中技術講座」に参加したのがきっかけです。登壇者の方々に刺激を受け、マルチクラウドのエキスパートを目指すべく次の狙いをGoogle Cloudに定めました。全3回行われており、過去セミナーも視聴できるのでみなさんもぜひ見てみてください!

Google Cloudとの戦歴

戦歴は以下になります。8月26日に最初の認定を受けてから9月29日までに、Cloud Digital LeaderとProfessional Google Workspace Administratorを除く、全9資格を取得しました。
スクリーンショット 2022-10-03 214241.png

ざっくりとした勉強法

まずは出題内容の把握から

まずは各資格の出題内容を把握することが大事です。出題内容はここの各資格の試験ガイドから見ることができます。ただ、公式の試験ガイドは項目を羅列してあるだけなので全くの初学者にはちんぷんかんぷんだと思われます。(私もそうでした。)
なので、代わりにG-genの杉村さんのブログを参考にしました。杉村さんは全てのGoogle Cloudの資格を取得されている方で、各資格についてサービス名レベルで対策や出題傾向を記載してくださっています。(とても参考になりました!!)

ハンズオンは軽くでよい

次にハンズオンに取り組みました。よくハンズオンと座学のどちらが勉強法として良いのかというクエスチョンを見かけますが、個人的には全くハンズオンをしないのは微妙だが、やりこみすぎても試験への合格には繋がらないと思っています。なのでハンズオンは軽くでよいです。目安はAWS経験がある方であれば、Google Cloudならではの「プロジェクト」やVPC、IAMの特徴を違和感なく受け入れられる程度でよいです。(ここまですると問題文の内容が頭に入ってくるようになります。)

問題集はUdemy

出題内容と、Google Cloudの特徴をざっくり掴んだところで問題集に取り組みます。私は問題集は基本的にUdemyを使っていて、評価が高く、頻繁に問題のアップデートがありそうなものを選んでいます。(各資格ごとにどれを選んだかは後日の記事をお楽しみに)
私が見た限りは、Cloud Engineer,Cloud Architet,Data Engineerは日本語の問題集がリリースされていますが、その他は英語のものしかないようです。ただGoogle Cloud資格は英語でしか受けられないものも多く、全制覇を目指すならどっちにしろ英語との戦いは待っています。実際に取り組んでみると分かりますが、問題文はシンプルな英語なのでさほど理解は難しくありません。英語にアレルギーがある方は、Chromeで開くとGoogle翻訳できるのでお試しください。

問題集の使い方

問題集を選んだところで早速取り組んでいくのですが、私はUdemyの問題集を変わった使い方をしています。それは1問も解かずにテストを完了させ、回答を全部表示した状態で正答と解説を読み込んでいくというものです。自分も最初のころは普通に問題集を解いていたのですが、以下のような課題にぶつかっていました。

  • 最後の問題を解き終わるころには序盤に解いた問題を忘れてしまう
  • 誤答に惑わされ、間違った知識を身に付けてしまう
  • そもそも全問解き切る時間が取れない

私のやり方は上記のいずれの課題もクリアでき、少なくとも自分には合っていたので同じような悩みを抱えている方はぜひ参考にしてみてください。

公式のドキュメントにも飛んでみる

解説に公式の引用がよく出てきますが、心を鬼にして飛んでみましょう。いずれ実務では公式のドキュメントと向き合うことになるので、そのためのトレーニングです!難しい内容もありますが、全てを理解しようとする必要はないと個人的に思っています。分からないものはいつか分かるようになると割り切ってどんどん進めていきましょう。

最後に

Google Cloudを深く勉強してみて、表面的に学んでいるだけでは見えてこないAWSと違った良さが見えてきました。マルチクラウドエンジニアの需要はこれからも高まっていくと思いますので、AWSやAzureの次の目標が欲しい方にはGoogle Cloudの資格取得がおすすめです。

おまけ ~各資格の難易度ランキング~

最後におまけとして、取得した9つの資格について難しい順に主観でランク付けしています。受ける順番や勉強量の参考にしてみてください。(各資格に簡単にコメントも付けています。)

1位 Cloud Network Engineer 1位はNetworkです。私はネットワークにはそれなりに自信があったのですが、実際の試験はかなり難しかったです。対策記事を後日載せますが、十分に対策して臨むことをおすすめします。9/30現在、英語版の提供しかありません。
2位 Machine Learning Engineer 2位はMachine Learningです。GCPの機械学習から、一般的な機械学習知識まで幅広く問われます。私は自社で機械学習を勉強させられていたのでなんとかなりましたが、初学者には厳しい内容です。9/30現在、英語版の提供しかありません。
3位 Cloud Security Engineer 3位はSecurityです。私の本業(?)ともいえるセキュリティですが、難易度はそれなりに高めです。つい最近日本語で受けられるようになったので、取得へのハードルは若干下がりました!
4位 Data Engineer 4位はData Engineerです。Machine Learningとは違い、分析のためのマネージドサービスについて多く問われる試験です。日本語で受けられます。
5位 Cloud Developer 5位はDeveloperです。AWSのDeveloperとやや似ていますが、モダンな開発手法について問われます。日本語で受けられます。
6位 Cloud Database Engineer 6位はDatabaseです。新しい試験なので情報が少なく対策がしにくいのが難点ですが、試験自体の難易度はそこまで高くない印象です。GCPのデータベースサービス自体、そこまで種類が多くないので網羅的に勉強しましょう。9/30現在、英語版の提供しかありません。
7位 Cloud Architect 7位はArchitectです。AWSのArchitect Proが最難関資格な一方で、GCPのArchitectはまだ易しいです。対策が一番しやすく、Associateの次に取得するのがおすすめです。日本語で受けられます。
8位 Cloud DevOps Engineer 8位はDevOpsです。AWSとは出題の切り口が少し違い、SREという部分に焦点を置いた出題が多いです。私の主観ですが、常識である程度答えられる問題が多かったので難易度は低めに置きました。9/30現在、英語版の提供しかありません。
9位 Associate Cloud Engineer 9位はAssociateです。GCPの基本を幅広く網羅しているので、まずはこれから受けることをおすすめします。日本語で受けられます。
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