アドベントカレンダー初参戦のこーへーです。
31歳からIT業界に入り、現在丸2年経ちました。
最近リリースされたBrightというエンジニアスキルを測るサービスで、自分自身のElixirレベルを計測しました。
基礎的な部分では、ベテラン👑の域に達してます。目標は開発できるレベルに達する事です。
そんな僕がブロックチェーンについてお話させていただきます。
先日Web3.0のハッカソンやセミナーに参加して、研究しつつ自分でWeb3.0のイベントを開いてみました。
結果、無名イベントにも関わらず12人の方にご参加をいただきました。
改めて、旬な話題なんだなと実感したので、アドベントカレンダーにもElixirと掛け合わせた内容をオリジナルで書いていきたいと思います。
まずは、時代背景から。
Web1.0(1991年頃 - 2000年代初頭)
特徴
Web1.0はインターネットの初期段階を指し、「読み取り専用」のウェブとも呼ばれます。
この時代のウェブは、主に静的なページで構成され、ユーザーは情報を閲覧するだけで、内容に対して積極的に貢献することはほとんどありませんでした。
代表的なサービス
Yahoo! Directory(ヤフーのディレクトリサービス): インターネット上のウェブサイトをカテゴリ別に分類した。
Altavista(アルタビスタ): 初期の強力な検索エンジンの一つ。
GeoCities(ジオシティーズ): 個人が簡単にウェブページを作成できるサービス。
Web2.0(2000年代初頭 - 現在)
特徴 中央集権型
Web2.0は「読み書き可能な」ウェブを指し、よりインタラクティブでユーザー参加型の特徴があります。
この時代のウェブは、ソーシャルメディア、ブログ、ウィキなど、ユーザーがコンテンツを生成し、共有し、互いにコミュニケーションを取れるプラットフォームを提供します。
代表的なサービス
Facebook(フェイスブック): ソーシャルネットワーキングサイトで、ユーザーがプロフィールを作成し、友人と交流できる。
YouTube(ユーチューブ): ユーザーがビデオをアップロードし、共有するプラットフォーム。
Wikipedia(ウィキペディア): ユーザーが自由に編集可能なオンライン百科事典。
Web3.0
特徴 非中央集権型
Web3.0の技術はブロックチェンをベースとし、Web2.0の中央集権型とは対照的に、非中央集権型で構築されるシステムです。
Web3.0の特徴としては、2.0時代とは真逆で個人がプラットフォームとなれる仕組みがあり、これまでのメガテック企業独占時代を覆します。
目新しい技術に思いますが、実はブロックチェーンやWeb3.0という言葉の提唱や技術の確立はGavin Wood氏に2014年4月に発表されています。
そこから仮想通貨バブルやNFTに注目が集まった時代はありましたが、結局のところここ9年で大きな変化はありません。
世間一般的な考察
まず、Web3.0に変革すべきポイントとしては以下が挙げられます。
- メガテック企業の富と情報の独占化
- いつ、情報が流出するかわからないリスクorすでに既得者によって操られてる説
- コンテンツの垢Ban
つまりWeb3.0というムーブメントはGAFAに代表される巨大プラットフォームに対するアンチテーゼとして生まれた概念なんです。
アンチテーゼとして生まれたサービス
Brave Chromeの代替
広告配信の仲介者が存在しない。YouTube広告やWebサイト広告などをブロック可能。
Odysee YouTubeの代替
ブロックチェーンをベースに作られたシステム。分散型の動画配信プラットフォーム。
Damus Xの代替
分散型SNSのプロトコルでテキスト送信に特化したシンプルなSNS。
Elixirとブロックチェーンの相性
先にも挙げたように、Web3.0は非中央集権型なので、つまりは一箇所に情報を集約する事なくそれぞれが固有のデータとして分散独立しています。
この分散という点に着目すると、これだけで非常に「Elixirと相性がいいのでは?」と、思ってしまいます。
ElixirはErlangVM上で動作しますが、これが並行処理能力と耐障害性に非常に優れているからです。
ちなみに、公表はされていないので名前は出しませんが、ブロックチェーン技術を搭載した有名なゲームがElixirで作られているのでは。とも言われています。
まとめ
技術的なエビデンスは追求する必要がありますが、Web3.0やElixir言語が日本で浸透していないのには、色々な理由があります。
ただ、一つ確かに言えることは、これら概念をサービス化し、その技術をElixirが支える日がそう遠くない未来に訪れるでしょう。