muninは素晴らしいツールですが、飽きてきたので別の監視ツールである「prometheus」を検討してみます。
※awsで簡単に確認しているので移行の目処をつけるための検討と割り切ってください。
環境
動かす環境はcentosで監視対象はcentosやdebian等
Prometheusの準備
Prometheusのダウンロード
以下から"Operating system"をlinuxに指定してtar.gzをダウンロード。
prometheus公式
次に、アーカイブを解凍して実行させたい場所に設置。
※/home配下に設置しました。
Prometheusの設置
実際に実行してブラウザでアクセスしてみます。
- /home/prometheus配下に移動
- 「./prometheus --config.file=prometheus.yml」を実行
- netstat -lntpでポート9090で上がっていることを確認
awsのインスタンスのセキュリティグループの設定において、
9090を許可するようにします。
その状態でインスタンスの「グローバルIP:9090」にブラウザでアクセスすると以下のような画面が表示されました。
値を取得する
node_exporterを用いてCPUやメモリの値を取得してグラフを表示します。
node_exporterのダウンロード
本体同様以下からダウンロードします。
prometheus公式
node_exporterの設置
node_exporterはそのまま実行(node_exporterディレクトリ配下で「./node_exporter」)します。
こんな感じで実行され、9100でListeningされます。
prometheus側の設定
node_exporterで取得する値を集めます。
prometheus.ymlのscrape_config配下に監視対象を追加します。
※下3行が追加した箇所になります
プロメテウスを再度起動し直し、ブラウザもリロードします。
プロメテウスにアクセスし、「Execute」ボタンの横のプルダウンにnode〜が付与された項目が追加されているはずです。
※選択しているものはロードアベレージになります。
あとは確認したい項目を選択して「Excute」ボタンを押せば完了です。
- Consoleタブでは取得方法(クエリ)が表示される
- Graphタブではグラフが表示される
最後
まずはプロメテウスで値が取れるところまで出来ました。
次はgrafanaを使ってグラフ描画を楽にしていこうと思います。